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東京 ~日本の郷土料理~

2013年3月号
更新)
日本の郷土料理

東京都は日本の首都で、47都道府県の中で最も人口の多い都市です。大部分が関東平野に位置し、東京湾に面しています。
明治維新以前の旧称は「江戸」で、明治元年に明治天皇が発した詔勅によって「東京府」と改められました。
東京という名前の由来は、京都から東京に遷都する際、「京都の東にある都」という意味で名づけられました。都の花は「ソメイヨシノ」です。

 

名所

浅草寺

浅草寺は東京都浅草にある都内最古の寺です。縁起によると、推古天皇の時代、漁をしていた兄弟の網に仏像がかかり、この像を本尊としてまつったのが始まりとされています。
巨大な赤い提灯が有名な表参道入口「風雷神門」は、「雷門」の通称で親しまれています。法華経や二天門など、文化財が多数おさめられています。

特産品

江戸切子

江戸切子とは、江戸時代後期にはじまったガラス工芸です。当初は無色の透きガラスに手作業で切子細工をして磨きを行い、制作されていましたが、明治期以降は色被せガラスの技法も用いられるようになりました。
色ガラスの基本色は青と赤で、大変鮮やかなのが特徴です。麻の葉や菊などの和模様が深く切子してあります。また、江戸切子は天保5年に加賀屋久兵衛がはじめたとされていますが、そこから現在に至るまで途絶えることなく継続しているため、職人の系譜や師弟関係をたどることができます。

郷土料理

江戸前寿司

江戸前寿司とは、新鮮な魚介を用いた早ずしの一種です。
もともと東京湾の魚介を用いた握り寿司をさしましたが、現在では握り寿司を総称して江戸前寿司と呼ばれています。酢飯を一口大に軽くまとめてシャリを作り、魚介類などの切り身やむき身、火を通したネタを合わせて握ります。
握り寿司の調理には高度な技術が必要となるため、家庭ではあまり作られません。

深川丼

深川丼とは、アサリを葱などと煮てごはんにかけた庶民料理です。
もともとは江戸時代に貝の産地であった東京・深川の漁師たちが忙しい中で作った料理で、簡単・手軽に食べられるのが特徴です。
また、同じ材料で作られるアサリの炊き込みごはんは深川めしと呼ばれています。アサリやハマグリなどの貝に、葱を加えた味噌汁をごはんの上にかけて作ります。

来月のテーマは、「富山県 ~日本の郷土料理~」です。