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兵庫 ~日本の郷土料理~

2015年8月号
更新)
日本の郷土料理

兵庫県は、日本列島の中西部に位置し、日本海・瀬戸内海2つの海に面している数少ない県です。兵庫県の他に青森県と山口県があります。
兵庫県の気候は中国山地を挟んだ北側と南側で大きく異なります。日本海側では雨や雪の日が多く、瀬戸内海側では乾燥した日が多いことが特徴です。兵庫県に属する淡路島の気候は、瀬戸内海気候に属しているため比較的暖かい日が多く、雨が少ないことが特徴です。
兵庫県は、全国第12位の広さの面積をもち、近畿地方では最大の面積を誇っています。人口は全国第7位です。
兵庫県は農林水産業など様々な産業が盛んです。また、神戸のような大都市もあれば丹波のような田舎もあり、瀬戸内海、日本海、中国山地に面しているため地域により気候も様々です。このような理由から兵庫県は「日本の縮図」と呼ばれています。
また、兵庫の明石市には日本の標準時を定める日本標準時子午線(東緯135度)があることで有名です。
子午線は明石市を含め北の京丹波市から12の市を通っています。それぞれの町には目に見えない子午線を表示するモニュメントや標識があります。中でも明石市は、明治43年に12の市の中で初めて子午線の標識を立てたことから「子午線のまち」と呼ばれています。

 

名所

姫路城

姫路城は、1346年に赤松則村により建城されたことが始まりといわれており、姫路市などでもこの説が有力とされています。赤松氏の時代の城は、砦や館のような小規模なものでした。戦国時代後半から安土桃山時代にかけて黒田氏や羽柴氏の活躍により発展し、関が原の戦い後城主となった池田輝政により大規模な城郭へと拡張されました。
その後赤松氏から約530年もの間、48代にわたって城主を務めてきました。そして、現在の城の全容が整ったのは、戦乱が落ち着いた1617年頃といわれています。
姫路城は奈良の法隆寺とともに、平成5年12月日本で初の世界文化遺産に登録されました。姫路城が世界遺産に登録された理由はわが国で最高の木造建造物であり、世界的にも他に類のない優れた建造物であることや、保存状態の良さ、防御に工夫した日本独自の城郭の構造を最もよく示した城であることなどが評価されました。このように、姫路城は今も美しい姿を保ち、またシラサギが羽を広げたような優雅な姿から、「白鷺城」とも呼ばれています。
現在は、世界遺産登録をされたこともあり、大変な活気を見せ、たくさんの人々が訪れる兵庫の観光名所として賑わっています。

特産品

黒豆

兵庫県は黒豆の産地として有名です。特に丹波市で栽培される黒豆が有名であり、
兵庫県は全国で第一位の生産量を誇っています。
兵庫県丹波市では「丹波黒」という品種の黒豆が栽培されています。この品種は、なんといっても粒の大きさが特徴です。大豆の大きさは100粒の重さ(百粒重)で比較されます。通常の大豆は100粒あたり30グラム程度ですが、丹波黒は80~90グラムと約3倍の大きさであり、世界的にも類のない大きさです。また皮が破れにくく、粘り気のある食感、つやのある表面から煮豆などに多く使用され、おせち料理などでも親しまれています。丹波黒は通常の大豆に比べて栽培期間が30日ほど長いことや、収穫を手作業で行うこともあり高品質な食材としても知られています。
黒豆にはアントシアニン、イソフラボン、サポニン、レシチンなどその他にもたくさんの栄養成分が含まれています。皮の黒い部分に含まれるアントシアニンは抗酸化作用があり、活性酸素を取り除き血液をさらさらにする働きがあります。また、コラーゲンの形成にも役立ち、肌荒れ予防や美肌効果も期待できます。サポニンは脂肪の吸収を抑制し肥満予防も期待できます。イソフラボンは女性ホルモンと似た作用を持つので更年期障害を軽減する効果もあります。このように、様々な栄養成分が含まれていることで一目置かれています。

郷土料理

明石焼き

明石焼きは、兵庫県明石市に約160年前から伝わる伝統的な郷土料理です。たこ焼きの元祖とも言われています。江戸時代の終わりごろから食べられており、明石市の地元では「たまごやき」や「たまやき」と呼ばれることもあります。
明石焼きの老舗は少なく、観光客向けのお店が多くあります。たこ焼きとの違いは生地に小麦粉ではなく卵を多く使用することや、具材はたこのみ使用、味付けはソースではなくだし汁につけたべることです。明石焼きは明石市で、今でも親しまれている郷土料理です。

牡丹鍋

牡丹鍋は、兵庫県丹波篠山の伝統的な料理です。農林水産省選定の「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれています。丹波篠山では地方では、冬になると猪狩りが盛んに行われ、猟師たちは夜明けごろから狩をはじめ、その日に狩った猪を町へ持ちかえります。猪肉文化の中で鍋は、代表的な食べ方とされてます。
猪肉は豚肉や牛肉に比べてカロリーが低い、飽和脂脂肪酸よりも不飽和脂肪酸(DHA、EPAなど)を多く含む、ビタミンB郡を豊富に含むなどの特徴があります。このことから、血液をさらさらにしたり、体の調子を整えるなどの働きがあります。牡丹鍋の名前の由来は薄切りにして大皿に並べた時の色合いが牡丹のように見えることからボタン鍋と呼ばれています。
一般的に調理する際は、薄切りにした猪肉と白菜、ごぼう、きのこ、にんじんなどの野菜と一緒に煮込んで食します。

来月のテーマは、「鳥取県 ~日本の郷土料理~」です。