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佐賀 ~日本の郷土料理~

2016年1月号
更新)
日本の郷土料理

佐賀県は九州の北西部に位置しており、東に福岡県と西に長崎県に隣接しています。佐賀県の気候は、年間の平均気温が16度前後の地域が多く、穏やかな気候です。快晴日数は全国でも上位ですが、梅雨の時期には降水量が多くなります。
佐賀県は吉野ヶ里遺跡をはじめとする貴重な文化財や、伊万里・有田焼や唐津焼などの焼き物文化など全国に誇る多彩な地域文化が根付いています。
県の花は「クスの花」です。大きさは3~4mmほどで、5月に白や淡黄色の花を咲かせます。

 

名所

吉野ケ里歴史公園

吉野ヶ里歴史公園は、「弥生人の声が聞こえる」を基本テーマに、国内最大級の弥生時代の遺跡に触れ合える公園で、日本の古代の歴史を解き明かす上で極めて貴重な資料や情報が集まっています。また魏志倭人伝に記された邪馬台国の様子を彷彿とさせる建物跡などが発見されたことにより、一躍全国の注目を浴びました。
アスレチックやトランポリン、グラウンド・ゴルフが無料で遊べるゾーンや、「勾玉づくり」や「火おこし体験」といった、ものづくり体験できるプログラムも人気です。

特産品

佐賀牛R

全国の銘柄牛の中でもトップクラスの肉質等級5と4、BMS7以上の品質を誇る、最高級の国産黒毛和牛です。佐賀県産黒毛和牛の中でも最高級のものだけに名付けられ、県内から年間約2万頭以上が出荷される中で「佐賀牛R」と格付けされるのは約30%です。
美しい霜降りは「艶さし」と称され、やわらかな赤身の中にきめ細かな脂肪が入っていて、脂身の甘さとコクのある味わいが魅力です。

郷土料理

呼子(よぶこ)イカの活き造り

「呼子イカの活き造り」は呼子産のヤリイカやケンサキイカ、アオリイカなどを手早く活きづくりにしたもので、佐賀県唐津市呼子町の郷土料理です。1杯をさばく時間は30秒程度と早技のため鮮度が高く、身は皿の模様が見えるほど無色透明で透き通っていています。
食感はコリコリとしていて、お刺身で食べた後、残った部分は天ぷらで食べるのが一般的なので二度美味しく味わえます。

ムツゴロウ蒲焼

ムツゴロウは佐賀県珍味の代表格で、有明海の干潟に住む代表的なハゼ科の水陸両生魚です。旬は5月から9月にかけてで、刺し身や甘露煮にしても食べられていますが、蒲焼にして食べるのが最も美味といわれています。
焼き上がったムツゴロウは身がしまっており、味はうなぎに似ているといわれていますが、脂肪分が少ないのでさっぱりとしています。珍しい外見に反して味は絶品と評判です。

来月のテーマは、「岡山県 ~日本の郷土料理~」です。