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がん(悪性新生物)とは

子宮体がんB−治療
治療
子宮体がんの治療には「外科療法(手術)」、「ホルモン療法」、「化学療法(抗がん剤)」、「放射線療法」があります。 治療法は、がんの進行期やがんの部位、患者さんの年齢、合併症の有無などから判断されます。
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子宮体がんの進行期分類と治療法
子宮体がんの病期分類は子宮頸がんと異なり、手術治療後の病理検査結果に基づいて決められ、がんの深さや転移の有無などによって分類されます。
進行期 状態
0期 子宮内膜に正常の細胞とは異なった顔つきの異型細胞といわれる細胞が増えている状態で、前がん状態。(子宮内膜異型増殖症)
T期 子宮体がん T期がん細胞が子宮体部内に限局するもの。

●Ta期・・・子宮内膜内に留まっているもの。
●Tb期・・・浸潤が子宮筋層1/2以内のもの。
●Tc期・・・浸潤が子宮筋層1/2を超えるもの。

【0期・T期の治療法】
  • 手術(腹式子宮全摘出術および両側付属器切除術)
    同時に骨盤や腹部のリンパ節も取り除き、そこにがん細胞があるかどうかを顕微鏡で調べることもある。

    手術後に放射線療法
  • 手術を行えない患者さんには放射線療法のみを行う。
U期 子宮体がん U期がん細胞が体部および頸部に及ぶもの。

●Ua期・・・頸部腺のみを侵すもの。
●Ub期・・・頸部間質浸潤のあるもの。
【Ua期の治療法】
  • 手術(腹式子宮全摘出術および両側付属器切除術)
    同時に骨盤や腹部のリンパ節も取り除き、そこにがん細胞があるかどうかを顕微鏡で調べることもある。

    手術後に放射線療法
  • 手術を行えない患者さんには放射線療法のみを行う。

【Ub期の治療法】
  • 手術
    (腹式子宮全摘出術、両側付属器切除術、骨盤や腹部のリンパ節を取り除く手術)

    手術後に放射線療法
  • 最初に放射線療法を行い、その後で手術
    (子宮摘出術・両側付属器切除術・骨盤や腹部のリンパ節を取り除く手術)
  • 手術(広範子宮全摘出、骨盤や腹部のリンパ節を取り除く手術)
  • 手術を行えない患者さんには放射線療法のみを行う。
V期 子宮体がん V期 がん細胞が子宮外に広がっているが、小骨盤腔をこえていないもの。
または所属リンパ節転移のあるもの。

●Va期・・・漿膜や付属器にがん細胞が浸潤している、 又は腹腔細胞診陽性。
●Vb期・・・膣転移のあるもの。
●Vc期・・・骨盤リンパ節や傍大動脈リンパ節転移のあるもの。

【V期の治療法】
  • 手術(広範子宮全摘出術、および骨盤や腹部のリンパ節を取り除く手術)

    手術後に放射線療法
  • 手術を行えない患者さんには放射線療法のみを行う。
  • 手術も放射線療法も行えない患者さんにはホルモン療法のみを行う。
W期 子宮体がん W期がん細胞が小骨盤腔を越えているか、明らかに膀胱または腸粘膜を侵すもの。

●Wa期・・・膀胱や腸粘膜にがん細胞が浸潤しているもの。
●Wb期・・・腹腔内や鼠径リンパ節転移を含む遠隔転移のあるもの。

【W期の治療法】
  • 放射線療法
  • ホルモン療法

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◆外科療法
子宮体がんの治療法は子宮を摘出する手術が中心となります。しかし、0期の子宮内膜異型増殖症や早期がんに対しては、患者さんに妊娠・出産の希望がある場合子宮を残してホルモン療法を行うことがあります。
<単純子宮全摘出術>
ごく初期のがんの場合には子宮、卵巣、卵管を摘出する単純子宮全摘出術が行われます。開腹して行う方法(腹式)と、膣から摘出を行う方法(膣式)がありますが、腹式の方が確実性が高いため通常は腹式となります。

<両側附器切除術>
子宮とともに周囲の組織や膣の一部などを切除します。骨盤内や腹部大動脈周囲のリンパ節切除を行うこともあります。

<広範子宮全摘出術>
子宮とともに子宮頸部、膣や卵巣、卵管など周囲の組織も広い範囲で切除します。がんがリンパ節にも転移している危険性が高いので骨盤内のリンパ節の切除も同時に行います。
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◆ホルモン療法
ホルモン療法は、ごく早期のがんで妊娠・出産を希望する若年の女性の場合にはホルモン療法で治療します。 基本的には子宮体がんの増殖や転移を抑える作用のある、黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きをする薬を飲みます。事前に組織診などでホルモン薬の効きやすさを調べて、効果が期待できる場合にのみ行われます。その場合、がんの病巣を含む子宮内膜をすべて掻爬する治療と組み合わせて行います。
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◆化学療法(抗がん剤)
手術後の補助療法、放射線療法の効果を高めるため、全身に広く転移している時や再発した場合などに実施します。使用される抗がん剤としてはシスプラチン、ドキソルビシン、シクロホスファミドなどを組み合わせる方法が一般的です。
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◆放射線療法
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。手術ができない場合、または再発した場合などに行われることが一般的になっています。
放射線単独の治療は、放射線治療を希望される場合や高年齢あるいは他の病気のために手術の行えない場合、病気の拡がりのため手術を行うことが困難な場合などに用いられます。
手術後に放射線療法を行うのは、リンパ節転移を認めた場合、病変が子宮の壁に深く浸潤していた場合や腟壁に浸潤していた場合などがあります。
〈種類〉
  • 外部照射
    体外から放射線を照射する方法。病変部と骨盤内に転移したがんを一緒に死 滅させる事ができます。
  • 腔内照射
    子宮内に放射線源を入れて腫瘍だけに照射する方法。がんを効果的に攻撃でき、周囲の臓器にあまり影響を与えません。

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