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がん(悪性新生物)とは

白血病B−治療
治療
がん化した血液細胞を排除し、正常な血液を造りだせる体の状態に戻すことが治療の目標です。白血病は抗がん剤が大変良く効くがんです。急性・慢性とも化学療法と造血幹細胞移植を行います。
化学療法
急性骨髄性白血病
急性骨髄性白血病の治療では、寛解(かんかい)導入療法・地固め療法・維持療法(強化療法)などの治療法があり、その目的に応じて、抗がん剤の組み合わせや量が異なります。
【寛解導入療法】
骨髄中の白血病細胞数を全白血病細胞中の5%未満に減らすための治療です。ダウノルビシンを中心とする併用方法で、75%以上の人の白血病細胞が完全に消失(完全寛解)します。寛解時には白血病による症状は完全に消えますが、抗がん剤による副作用があらわれます。こうした副作用を抑える支持療法が重要になります。
【地固め療法】
寛解が得られた後寛解を確実なものとし、白血病細胞の根絶を目指して行う治療です。
【維持療法(強化療法)】
地固め療法に続く治療で、寛解状態を長期間維持して再発を防ぎ、治癒に向かわせます。
急性リンパ性白血病
急性リンパ性白血病の治療では、抗がん剤による寛解導入療法が治療の中心です。
慢性骨髄性白血病
慢性骨髄性白血病では、移植が困難な場合は抗がん剤で治療します。根治はできませんが、急性転化を迎えるまでの間全身状態を良好に保つ事ができます。インターフェロンの注射を続けることによって、治癒する可能性があります。
また、慢性骨髄性白血病に対しては、イマニチブという分子標的治療薬の効果が注目されています。イマニチブはフィラデルフィア染色体と関連する遺伝子がつくり出す異常なたんぱく質の働きを妨害する作用があります。フィラデルフィア染色体の消失、異常遺伝子の消失は生存期間の延長と直結しています。しかも、この効果は初めて治療する患者さんだけでなく、従来治療の中心だったインターフェロン治療の効果が不十分だった患者さんにも認められます。約70%の患者さんで治癒と見なしてよい状態に回復したと言われており、今や治療の中心となりつつあります。
慢性リンパ性白血病
慢性リンパ性白血病の場合には、顕著な症状があらわれたら抗がん薬の少量投与を継続し、リンパ球の増加、リンパ節の腫れなどを抑えます。
造血幹細胞移植
慢性骨髄性白血病は、造血幹細胞移植によって完全な治癒を期待することができます。造血幹細胞は骨髄・末梢血・臍帯血から採取され、各々骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植と呼ばれます。移植が実施可能な場合は、急性転化する前にできるだけ早く受ける事が薦められます。

移植の種類
  • 自家移植→自分自身の正常と考えられる造血幹細胞を採取して移植します。
  • 同種移植→兄弟などの血縁者や非血縁者の造血幹細胞を移植します。
造血幹細胞移植は、若くて体力がある人しか受ける事ができません。よって、現在は「ミニ移植」という方法がすすめられています。造血幹細胞移植の前に通常の半量の抗がん剤を投与する方法で、臓器障害が少なく、高齢者や他に病気のある人でも受けることができます。
−白血病治療の流れ−
白血病治療の流れ
急性骨髄性白血病は、寛解導入法を受けた場合の完全寛解率は約70%です。そのうち30%前後は五年以上再発せず、治癒していると考えられます。治療成績は年を追うごとに向上しています。

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