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脳血管疾患とは

くも膜下出血@−原因・症状
くも膜下出血とは
脳は外から順に硬膜、くも膜、軟膜で覆われています。そしてくも膜と軟膜との間のくも膜下腔には、脳脊髄液が常に循環しています。このくも膜下腔に起こる出血のことをくも膜下出血といい、脳卒中の中で、最も死亡率が高い病気です。
なぜなら、くも膜下腔 には、脳に酸素と栄養を送るための太い動脈が張り巡らされており、これらから出血がおきると、一気にくも膜下腔に広がっていき、急激に頭蓋内圧の亢進が起こります。その結果、呼吸停止や循環停止がおき、急死につながってしまうのです。
くも膜下出血とは
原因
脳梗塞や脳内出血の発症者が中高年や高齢者が多いのに比べ、40代50代の働き盛りが発症することが多い病気です。
  1. 動脈瘤の破裂
    発症の約8〜9割が脳動脈にできた動脈瘤の破裂です。男性より女性に多く見られるのが特徴で、40代以降から年齢とともに増加傾向があります。
    家系内に動脈瘤やくも膜下出血の方がいる時は、発症頻度が高くなると言われています。

  2. その他の危険因子
    動脈瘤以外のリスク要因として、喫煙、高血圧、飲酒などが上げられますが、中でも飲酒が大きな危険因子です。これらの危険因子の数が多くなるほど(喫煙+飲酒など)相乗効果で危険度が高くなるといえます。
    また、他の生活習慣病とは異なり、痩せているかたがより発症しやすい傾向があります。
    その他、脳動静脈奇形、血液の病気や内臓の病気に合併したものなどがありますが、原因が突き止められないケースも有ります。
くも膜下出血の危険因子
症状
<前ぶれ>

くも膜下出血の多くは、脳動脈瘤が破裂することによって起こります。破裂する前の動脈瘤を未破裂動脈瘤といいますが、そこからの小さな出血が起きることがあります。その出血を「警告出血」といい、それに伴う頭痛やさまざまな症状が前ぶれの小発作が起こることがあります。また、出血しないまでも未破裂動脈瘤が周囲の脳神経を刺激することによっても頭痛は起こります。これらを本格的なくも膜下出血の発作前に3〜4割の人が経験しているといわれています。
脳に未破裂動脈瘤がある場合、一時的あるいは継続的に
  • 頭痛がする
  • ものが二重に見える
  • 片方の瞳孔が拡大する
などの症状があらわれることがありますので、疑わしいときは早めに医療機関を受診しましょう。
<症状>

脳梗塞や脳内出血の時のようにマヒや失語といった神経症状が出ることはめったになく、下記のような髄膜刺激症状があらわれます。
  1. 頭痛
    これまでに経験したことのないような「ハンマーで殴られたような」激しい頭痛に突然見舞われるのが特徴です。
    出血が少ない場合は、あまり激しいものではない場合も有りますので、くも膜下出血の頭痛の判断基準として、
    • 何時何分に起きたなどいえるほどの突発的に起きた頭痛
    • 今までに経験したことがないようなタイプの激しい頭痛
    • その頭痛が数日にわたって続く
    • 悪心、嘔吐、意識障害を伴うことがある
    などが挙げられます。この条件が重なった場合はくも膜下出血の可能性がかなり高いので、すぐに受診すべきです。

  2. 悪心・嘔吐
    頭痛と同時に気持ち悪くなったり、嘔吐する場合があります。

  3. 意識障害
    意識が朦朧とし、気を失うなどの意識障害があらわれます。特に出血が多い場合には、頭痛がはじまってからすぐに意識を失うこともあります。

  4. 項部硬直
    発病から数時間で項部(うなじ)を中心とした、頸の付け根から肩にかけての部分が張り、硬くなってきます。

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