TOPICS NAVI    健康管理情報    生活習慣病の予防    メンタルヘルスとは    健康メール相談    リンク    協会の最新情報    HOME

脳血管疾患とは

くも膜下出血B−治療
治療
急性期の治療のポイントは、脳動脈瘤の再破裂と血管攣縮(れんしゅく)を防ぐことです。
再破裂の危険性が一番高いのは最初の破裂から24時間以内ですが、4週間ぐらいまでは危険性があります。再破裂を繰り返すと確実に予後が悪化するので、再破裂の予防は非常に重要です。

血管攣縮とは、くも膜下に出血した血液から血管収縮物質が放出され、脳血管が収縮すること。これにより血行が悪くなるため、抹消まで血液がいきわたらず脳梗塞に進展することもあるので、注意が必要です。
内科的治療
脳動脈瘤の再破裂と血管攣縮を防ぐための内科的治療には、血圧のコントロール、止血薬の投与、安静などが有ります。特に重要なのは血圧の管理で、脳の虚血を予防するために血圧の過度の低下にも注意せねばなりません。

しかし、これらの内科的治療のみでは限界があり、いずれ再破裂を繰り返すことになってしまうため、再破裂予防のための外科的治療がおこなわれます。
外科的治療
動脈瘤の再破裂予防と、血管攣縮へ有効なため、重大な合併症が有る場合や、瀕死の状態にある患者以外は、外科的手術を行います。
−くも膜下出血の重症度の判定基準(HuntとKosnik)−
重症度 症状
非破裂例
T 意識清明で、神経症状のないもの、またはあってもごく軽度の頭痛、項部硬直のあるもの
Ta 意識清明で、急性期症状がなく、神経症状の固定したもの
U 意識清明で、中等度か強度の頭痛、項部硬直はあるが、脳神経マヒ以外の神経症状を欠くもの
V 意識状態は傾眠、錯乱、軽度の局所神経障害を持つことがある
W 意識状態は昏迷、中等度から強度の片マヒ、ときに除脳硬直や自律神経障害の初期症状を示すもの
X 意識状態は深昏睡、除脳硬直、瀕死の状態のもの
「くも膜下出血の重症度の判定基準」のT〜Wに該当する患者は、手術可能。
to top

次に、開頭手術の3つの方法と血管内治療を紹介します。
◆クリッピング手術
頭蓋骨の一部をはずし、手術用の顕微鏡を用いて、脳動脈瘤の根元を専用のクリップで挟み、血液が流入しないようにする手術です。
そのため確実に動脈瘤の破裂を防ぐことは可能ですが、開頭せねばならないので、患者の負担は大きくなります。
to top

◆トラッピング手術
大きな内頸動脈瘤や、椎骨動脈など、クリッピング手術が困難な場合に行われます。
動脈瘤がある血管の分岐点のうち、親動脈か分岐動脈のどちらかをコイルやクリップでふさぎます。この場合、脳に血液を送る動脈が一本閉鎖してしまうため、同時にバイパス術を行なわれることがあります。
to top

◆コーティング手術
動脈瘤が小さい場合や、形状がクリップで留められないような場合に行われる手術。
動脈瘤が出来ている部分の血管ごと接着剤で包み、高い圧力がかかっても破れないように補強します。
to top

◆血管内治療
クリッピング手術が困難な奥深い場所や、手術や全身麻酔によるリスクが高いときにも、患者に負担が少ないため、採用される手術です。足の付け根の血管からカテーテルを動脈瘤の中まで誘導し、細く柔らかいプラチナ製のコイルを送り込み、動脈瘤の内部にコイルを詰めてしまう治療です。ただし、動脈瘤の形がくびれていないとうまくコイルがつめることが出来ません。

MENU
Copyright (C) 2008 JAPANESE ASSOCIATION OF PREVENTIVE MEDICINE FOR ADULT DISEASE All Rights Reserved.