TOPICS NAVI    健康管理情報    生活習慣病の予防    メンタルヘルスとは    健康メール相談    リンク    協会の最新情報    HOME

脳血管疾患とは

脳内出血B−治療
治療
脳内出血の治療は、出血の部位や大きさ、年齢、全身状態、神経症状などにより、内科的治療(薬物治療)や、外科的治療(手術治療)が選択されます。
内科的治療
一般的に、血腫が直径3cm以下の場合や手術による危険性が高い場合は内科的治療が行われます。
<血腫が小さい場合>
  • 薬物治療で、出血の拡大と脳の二次的な損傷を防ぐ。
  • 高血圧の合併の場合、血圧の管理を行う。
  • 出血が起きた部位の周囲にむくみにより意識障害やマヒなどが悪化するため、むくみの予防を行う。
これらにより、血腫が吸収され、徐々に小さくなり消えていきます。
<急性期の治療のポイント>
  1. 血圧の管理
    降圧が良好に行われた場合は、出血が止まり血腫の増大を防ぎ、予後も良いことがわかっているため、血圧を低く保つことが重要です。
    降圧治療の推奨基準
     ・収縮期血圧が、180mmHg以上
     ・拡張期血圧が、105mmHg以上
     ・平均血圧が130mmHg以上
    のいずれかの状態が20分以上続いた場合、すぐに高圧を行うことが推奨されています。
    降圧薬として、カルシウム拮抗薬、β遮断薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬などが一般的です。
  2. 脳浮腫・頭蓋内圧亢進の管理
    脳ヘルニアがおきないように、脳浮腫を改善するための治療を行います。
    グリセロールの静脈内投与が一般的です。
  3. けいれんの抑制
    けいれん発作を起こした後にてんかんを残すことが多いため、抗てんかん薬を用いての治療が一般的です。
  4. 上部消化管出血の予防
    脳出血の発作後に胃潰瘍などの上部消化管出血を併発する場合があります。重症な場合は、高齢であるほどその割合は高くなりますので、危険性が高いと判断された場合は、抗潰瘍薬が予防的に投与されます。
    ファモチジン、ラニチジン、シメチジンなどが一般的です。
外科的治療
外科的治療の目的は、血腫を取り除くことです。
血腫の場所、大きさ、年齢、重症度、発症からの時間、全身状態などによって、手術が必要かどうかの判断が行われます。血腫が比較的大きく、意識障害があり、脳ヘルニアの兆候があるようなときは、一般的に手術が選択されます。
to top

次に手術方法をいくつか説明します。
◆開頭血腫除去術
全身麻酔をかけて頭蓋骨を部分的に切り開き、医師が肉眼で手術用の顕微鏡を用いて血腫や血管を確認しながら手術を行うので、確実に治療することが可能です。
しかし、被殻出血・皮質下出血、小脳出血の場合に限られます。また、患者の負担が大きいので、体力が低下している時や高齢の場合は、受けられない可能性もあります。
to top

◆CT定位的血腫吸引術
CTにより脳内の血腫の位置を計測しながら行う手術。頭部を手術用のヘッドリングで固定し、頭蓋骨にあけた小さな穴に細い管を差し込んで血腫を吸い出します。開頭しないため局所麻酔すむので、高齢者や脳幹(橋)出血の場合でも行うことが可能です。ただし、止血が完全になされている場合にのみ行えず、途中での再出血の際に止血が困難であるという欠点もあります。
to top

◆脳室ドレナージ
脳室の血腫を排出し、頭蓋内圧を低下させるためにこの処置を行います。
脳室内出血・視床出血・小脳出血などで急性の水頭症を起こした場合や、血液が脳室にたまり脳室が拡大したり、詰まる危険線が高い場合に行われます。
皮膚を切開して頭蓋骨に小さな穴をあけ、脳室内に細いチューブを留置しサイフォンの原理で中に溜まった血腫を一週間ほどかけて排出させる方法です。
to top

◆神経内視鏡手術
高度先進医療の一つで、頭蓋骨に小さな穴をあけて、神経内視鏡(ファイバースコープ)を血腫の中に挿入し、モニターで確認しながら血腫を吸引する方法。
そのため、この手術を行うことが出来る病院は限られています。

MENU
Copyright (C) 2008 JAPANESE ASSOCIATION OF PREVENTIVE MEDICINE FOR ADULT DISEASE All Rights Reserved.