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脳血管疾患とは

予防
一次予防と二次予防
一次予防とは生活習慣を見直して病気の発症そのものを予防することです。脳血管疾患の場合は、かかりやすい要因=危険因子(リスクファクター)を一つでも少なくすることが一次予防に繋がります。

二次予防とは、早期発見・早期治療を行い病気が進行しないよう、再発を防ぐことを意味します。
脳血管疾患の危険因子1
努力しても変えられない危険因子
  1. 年齢
    脳梗塞や、脳血管疾患は中高年や高齢者に発症することが多い。
    くも膜下出血は40代、50代の働き盛りでも発症することが多い。
  2. 性別
    脳梗塞は男性に多いのが特徴。発症した年齢も男性の方が早い。
    くも膜下出血の男女比では女性の発症が約2倍くらい多いのが特徴。
  3. 脳血管疾患の家族暦
    家族に脳血管疾患の人がいればいるほど危険性が高くなります。
危険因子1 年齢・性別・家族暦
脳血管疾患の危険因子2
先に紹介した危険因子1は、残念ながら変えようがありません。
しかし、これ以外の危険因子には、努力すれば少なく出来るものもあります。
これらを一つでも少なくしていくことが、予防につながります。
  1. 高血圧
    高血圧が続くと常に血管に大きな圧力がかかり、血管壁が傷つき動脈硬化から脳梗塞を引き起こすことがあります。また、血管に動脈瘤を作り出し、脳出血を引き起こすこともあります。
    生活改善のポイントとして、
    肥満であればダイエットする。塩分を減らす。禁煙。お酒はほどほどに。運動を心がける。などがあります。
  2. 糖尿病
    高血糖状態が続くと動脈硬化が促進され、脳内の細い血管まで動脈硬化が進み、脳梗塞を起こしやすくなります。
    血糖値を下げるには、食事と運動がポイントです。
  3. 脂質異常症
    脂質異常症とは、体内のコレステロールや中性脂肪が多くなる病気です。総コレステロール値が高いタイプや、LDLコレステロール値が高いタイプなどいくつか種類がありますが、なかでも動脈硬化の重大な危険因子は高LDLコレステロール血症です。
    食事の改善や有酸素運動で、改善できます。
  4. 不整脈
    心原性脳塞栓症の最大の原因は、心房細胞という不整脈です。通常心房細胞は、高血圧、冠動脈の動脈硬化、心筋症によって起こりやすくなりますが、健康な人でもタバコを吸い過ぎたり、お酒やコーヒーを飲みすぎたり、疲労したときなどに発作が起きることが有るので、注意が必要です。
  5. 肥満
    肥満度、BMIと体脂肪率を基準に判断されています。
    BMIでは、22が理想体重で、25を超えると肥満とされます。
    体脂肪率は、体重の中で脂肪が占める割合のことで、男性は25%以上、女性は30%以上だと肥満とされています。
    肥満のかたの場合、体の隅々に酸素や栄養を届けるのに大量の血液が必要になるため、血圧が高くなります。また、コレステロール値も高くなりがちのため、放置したままでいると動脈硬化が促進され、さらに血圧が上昇します。
    ウォーキングなどの適度な有酸素運動を心がけるようにしましょう。
  6. たばこ
    吸わない人に比べて2〜2.5倍も危険性が高いといわれています。たばこを吸うことで、ニコチンやタール、一酸化炭素が体内に入り、全身の血管が収縮して血圧が上がり、さらに脳の虚血を招くこともあります。
    また、喫煙により悪玉のLDLコレステロールが増え、動脈硬化を促進します。周囲にいる人にまで悪影響を及ぼすので、一刻も早く喫煙習慣とお別れしましょう。
  7. お酒
    お酒は、適量を守った場合には、血管の循環を促し、身体をリラックスさせたり、食欲を促したりなどの良い作用が認められています。適量を超えて、飲みすぎてしまうと、肥満、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの原因になり、脳血管疾患の危険性が高まります。
  8. 食事
    脳の血管を守るために必要な食生活のポイント
    減塩・減脂肪・エネルギーコントロール・栄養バランス・食物繊維などです。
    また、適度な運動や、ストレスを溜め込まないことが、生活習慣病の予防に繋がります。
血圧の高い方は、下記にも注意しましょう!
  1. 急激な温度変化
    冬の寒い時期の発症率は、夏の1.5倍です。これは、暖かい場所から急に寒い場所に移動すると、心臓に負担がかかったり、血圧が急上昇し脳血管疾患を引き起こすことがあるためです。
    少しでも軽減させるために、冬はお風呂場の脱衣所や廊下など温度差をなるべく作らないように小さな暖房器具などで工夫しましょう。
  2. 排便時の「いきみ」
    クモ膜下出血の20%は用便中に起きています。特に冬場の夜間のトイレは温度差に注意するのはもちろん、排便時の「いきみ」により、血圧が上昇するため十分な注意が必要です。
危険因子2 高血圧・糖尿病・脂質異常症・不整脈・肥満・たばこ・お酒・食事 急激な温度変化・排便時の「いきみ」

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