先に紹介した危険因子1は、残念ながら変えようがありません。
しかし、これ以外の危険因子には、努力すれば少なく出来るものもあります。
これらを一つでも少なくしていくことが、予防につながります。
- 高血圧
高血圧が続くと常に血管に大きな圧力がかかり、血管壁が傷つき動脈硬化から脳梗塞を引き起こすことがあります。また、血管に動脈瘤を作り出し、脳出血を引き起こすこともあります。
生活改善のポイントとして、
肥満であればダイエットする。塩分を減らす。禁煙。お酒はほどほどに。運動を心がける。などがあります。
- 糖尿病
高血糖状態が続くと動脈硬化が促進され、脳内の細い血管まで動脈硬化が進み、脳梗塞を起こしやすくなります。
血糖値を下げるには、食事と運動がポイントです。
- 脂質異常症
脂質異常症とは、体内のコレステロールや中性脂肪が多くなる病気です。総コレステロール値が高いタイプや、LDLコレステロール値が高いタイプなどいくつか種類がありますが、なかでも動脈硬化の重大な危険因子は高LDLコレステロール血症です。
食事の改善や有酸素運動で、改善できます。
- 不整脈
心原性脳塞栓症の最大の原因は、心房細胞という不整脈です。通常心房細胞は、高血圧、冠動脈の動脈硬化、心筋症によって起こりやすくなりますが、健康な人でもタバコを吸い過ぎたり、お酒やコーヒーを飲みすぎたり、疲労したときなどに発作が起きることが有るので、注意が必要です。
- 肥満
肥満度、BMIと体脂肪率を基準に判断されています。
BMIでは、22が理想体重で、25を超えると肥満とされます。
体脂肪率は、体重の中で脂肪が占める割合のことで、男性は25%以上、女性は30%以上だと肥満とされています。
肥満のかたの場合、体の隅々に酸素や栄養を届けるのに大量の血液が必要になるため、血圧が高くなります。また、コレステロール値も高くなりがちのため、放置したままでいると動脈硬化が促進され、さらに血圧が上昇します。
ウォーキングなどの適度な有酸素運動を心がけるようにしましょう。
- たばこ
吸わない人に比べて2〜2.5倍も危険性が高いといわれています。たばこを吸うことで、ニコチンやタール、一酸化炭素が体内に入り、全身の血管が収縮して血圧が上がり、さらに脳の虚血を招くこともあります。
また、喫煙により悪玉のLDLコレステロールが増え、動脈硬化を促進します。周囲にいる人にまで悪影響を及ぼすので、一刻も早く喫煙習慣とお別れしましょう。
- お酒
お酒は、適量を守った場合には、血管の循環を促し、身体をリラックスさせたり、食欲を促したりなどの良い作用が認められています。適量を超えて、飲みすぎてしまうと、肥満、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの原因になり、脳血管疾患の危険性が高まります。
- 食事
脳の血管を守るために必要な食生活のポイント
減塩・減脂肪・エネルギーコントロール・栄養バランス・食物繊維などです。
また、適度な運動や、ストレスを溜め込まないことが、生活習慣病の予防に繋がります。
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