がん(悪性新生物)とは

白血病@−原因・症状
白血病とは
血液は赤血球・白血球・血小板の三種の血球と、これらが浮遊している液体である血漿から成たっています。白血病とは完全に成熟しない段階の白血球が以上に増加する一方で、正常な血液細胞が減少する「血液のがん」です。かつては「不治の病」の代名詞のような病気でしたが、抗がん剤の開発や骨髄移植をはじめとする造血幹細胞移植など、新たな治療法の登場でがんの中でも治る確率の高いものになっています。
白血病とは

白血病には多くの種類があり、それぞれ治療法や予後が異なります。
急速に進行する「急性白血病」とゆっくりと経過する「慢性白血病」、あるいは増える細胞の種類により、顆粒球などの骨髄球系の細胞を起源とする「骨髄性白血病」と、リンパ球系の細胞から発生する「リンパ性白血病」とに分類されます。

  • 急性白血病(芽球が急速に増え、治療しないと数週間から数ヵ月以内に命を落とす)
    1. 急性骨髄性白血病
    2. 急性リンパ球性白血病

  • 慢性白血病(様々な成熟段階で白血球が増え、場合によっては年単位で進行する)
    1. 慢性骨髄性白血病
    2. 慢性リンパ性白血病
原因
白血病の原因は、まだ完全に解明されたわけではありませんが、いくつかの遺伝子異常が原因で発症すると考えられています。「ファンコニー貧血」「ダウン症候群」「ブルーム症候群」と呼ばれるまれな病気は、いずれも生まれながらにして遺伝子異常を持つ血液の病気で、特に白血病の発症頻度が高くなることが知られています。

また、原爆投下後や原子力発電所事故後にその周辺で白血病が多発しており、放射線被爆も原因の1つになりうることが分かっています。他に、有毒な有機化学物質やアルキル化剤を含む抗がん剤も白血病発症の要因になると言われています。
症状
【急性白血病】
血球のもとになる細胞は骨の中にある骨髄にあります。白血病の場合、骨髄の中で白血病細胞が異常増殖するため、血液をつくる場所がなくなり正常な血球が減少します。酸素を運ぶ赤血球が減ると貧血になり、顔面蒼白、全身のだるさ、ちょっとした動作での動悸や息切れやめまいが認められるようになります。

白血球が少なくなると、感染症を起こしやすくなり原因不明の発熱がみられます。
血小板が減ると、青あざ(紫斑)ができやすくなり、鼻血や歯ぐきからの出血が認められます。

白血病細胞が骨髄で増え過ぎる事によって、骨や関節が痛むことがあります。あるいは白血病細胞が血管外に出て様々な臓器に浸潤し、肝臓や脾臓が大きくなったり、リンパ節が腫脹したり、歯肉が腫れるという症状が出ることもあります。白血病細胞が脳や脊髄の中に浸潤することもあり、その時は頭痛、吐き気等がみられることがあります。
【慢性白血病】
慢性白血病は進行がゆっくりであるため、初期には自覚症状がない事も多く、健康診断のなどで発見されることがよくあります。
疲れやすい、体重減少、腹部膨満感、上腹部不快感、寝汗などの症状があらわれます。

この他、脾臓や肝臓が大きくなったり、リンパ節が腫れたりすることがあり、これに加えて慢性リンパ性白血病では免疫力が低下し、細菌・カビ・ウイルスによって、溶血性貧血などの自己免疫性疾患を合併する事もあります。
−白血病の症状−
白血病の症状

MENU