肝臓病とは

肝臓病@−原因・症状
肝臓病とは
肝臓病とは肝臓病とは、肝臓の組織に炎症が起こり、赤く腫れて熱を持った状態のことをいいます。
働き者で、我慢強い肝臓は、ダメージを受けても働き続けてしまうので、炎症が起こっていることに気付きにくいという特徴があります。
肝臓病にはさまざまな種類がありますが、日本で最も多いのは肝炎ウイルスに感染して起こるウイルス性肝炎です。
原因
ウイルス性 肝炎ウイルスに感染することによって肝臓に炎症が起こる病気です。
現在、A型、B型、C型、D型、E型、G型、TTV型などがあります。
日本人に多いのはA型、B型、C型です。
アルコール性 長期間、お酒を飲み続けることによって引き起こされる肝臓の障害です。
肝臓はアルコールを分解する働きをします。
頻繁に大量のアルコールを摂取し続けると肝臓に大きな負担がかかり、肝細胞を傷つけてしまいます。
薬剤性 服用した薬剤が原因となって肝障害を起こすことをいいます。
薬剤の直接作用によって起こる中毒性肝障害と薬剤のアレルギー反応によって起こるアレルギー性肝障害に区別されます。
自己免疫性 免疫機構が何らかの原因で異常をきたし、肝障害を引き起こす病気です。
若い女性や更年期の女性に多いのが特徴です。

肝炎の主な原因
症状
肝炎の感染原因は何であっても、症状は似ていますが、発症の仕方や症状の経過から「急性肝炎」「慢性肝炎」「劇症肝炎」の3つに大きく分類することができます。
<急性肝炎>
急性肝炎は肝臓の組織に炎症が起こり、その炎症が6ヵ月以内に治まるものです。
ほとんどの場合が、原因となる肝炎ウイルスに感染し、潜伏期の後、風邪に似た症状に続き、黄疸などの症状が急に出現して肝炎と気付きます。
原因としては、約40%がA型肝炎ウイルス、約30%がB型肝炎ウイルスによる感染です。
ほとんどが適切な治療によって1〜2ヵ月で治りますが、場合によっては重症化したり、劇症肝炎に移行することもあるので入院治療が必要になります。

<慢性肝炎>
一般に6ヵ月以上にわたり肝臓の機能障害が続いたり、肝臓の腫れや炎症が続いているものをいいます。
急性肝炎から移行したものもありますが、ある時期までは無症状で経過し、健康診断などで発見されることが多い。その原因は約70%がC型肝炎ウイルス、約20%がB型肝炎ウイルスによる感染です。
慢性肝炎の治療は長期に及びますが、予後を正しく過ごさなければ肝硬変、肝臓がんに移行します。

<劇症肝炎>
急性肝炎のうち、特に肝細胞の破壊が急激に進んで、肝臓の機能が維持できなくなり、黄疸の進行、腹水など肝不全状態が出現した状態です。
急性肝炎の際に、黄疸に加えて吐き気・嘔吐が持続し、だるさが強くなってくるときは、劇症肝炎の特徴のため注意が必要です。
劇症肝炎になると、うわ言を言ったり、興奮・錯乱状態になり、訳の分からないことを言ったりします。
さらに進行すると、昏睡状態に陥って目覚めなくなるなど、意識障害が悪化します。急性肝炎のうち、約1%が劇症肝炎になるといわれ、死亡率が非常に高くなっています。

病状の経過による肝炎の分類

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