生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
3月は1月下旬から続く1年で一番寒い時期です。屋外と室内での寒暖差が大きくなりますので、その気温差に対応しようとして、私たちの身体は必要以上にエネルギーを消費してしまいます。
気温が低いときは、マスクやマフラーをしたり、衣服をしっかりと着込んだりして、気温が高い時間帯や場所との温度差を小さくするようにしましょう。
花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で起きるアレルギー症状です。分類として最も多いのはスギ花粉を原因とするスギ花粉症ですが、スギ花粉にアレルギーがある場合には、ヒノキ花粉にもアレルギー反応を起こしやすいといわれています。
花粉症の主な症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみです。鼻水や鼻づまり、くしゃみは、風邪の症状と似ていますが、花粉症の人の鼻水は無色透明でさらっとしている、くしゃみは立て続けにでるなどの特徴があります。
花粉症対策としてはできるだけ、花粉に接触しないことが大切です。
そのため、花粉情報をチェックし、花粉飛散量の多い時間帯などはなるべく外出を控えたり、外出する際にはマスクやメガネ、ツルツルとした素材の衣服や帽子を着用する、家の中に入る前には衣服をはたく、うがいや手洗い、洗顔を行うなどにより花粉を寄せ付けないようにしましょう。
ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌が豊富に含まれています。善玉菌は、悪玉菌の増殖を防いで腸内環境の改善に働きます。腸内環境を整えて、免疫機能を向上させましょう。
雑穀は、完全に精製されていないので、白米と比べて食物繊維などの有効成分が残っています。食物繊維は、善玉菌のえさとなり、善玉菌を活性化し、免疫機能を向上させるため花粉症対策におすすめです。 雑穀の種類には、赤米や黒米、きび、あわなど30種類以上あり、雑穀によって豊富に含まれる栄養素が異なります。 赤米や黒米の色素成分はアレルギー疾患を起こす一因となる活性酸素の除去、きびはアレルギー症状緩和作用のあるメチオニンの含有、あわは免疫機能を調整する働きのある亜鉛が豊富に含まれています。自分にあった雑穀を選び、腸内環境と免疫機能を整えましょう。
雑穀 ……10g
ヨーグルト ……200ml
雑穀は水洗いし、水気をきる
1.をすり鉢で細かくし、フライパンで乾煎りする
ヨーグルトに2.を乗せたら、出来上がり♪
来月のテーマは、「関節痛 ~季節の健康~」です。