生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
6月に入り雨が続くと「体がダルい」「朝が起きるのがツラい」と感じることはありませんか?それは、「気のせい」や「怠けのせい」ではありません。
今回は、梅雨の時期特有のダルさの正体と今日からすぐに実践できる簡単な解消法をお届けします。

梅雨ダルとは、5月下旬頃から7月頃の初夏にかけてみられる「心身のプチ不調」のことで、体が、気圧・湿度・気温といった気候の変化に適応できないことで起こります。
梅雨の時期は気圧が急激に下がります。気圧が下がると、自律神経のうちリラックスモードの「副交感神経」が働きすぎてしまい、過剰に体が休息モードになることで強いだるさや眠気を引き起こします。
さらに、梅雨時の「日照不足」も原因の一つ。太陽の光を浴びれないと、脳を目覚めさせる「セロトニン」という物質の分泌が減り、より眠気やダルさを感じやすくなるのです。
ジメジメと湿気が高いと、体から汗がうまく外に出せなくなってしまいます。すると、本来なら排出されるはずの水分が体の中に溜まってしまい、体全体の重さや、手足のむくみ、頭痛、食欲不振、下痢などの不調を引き起こすといわれています。
梅雨ダルの原因が「怠けのせい」でも「気のせい」でもないことがお分かりいただけたのではないでしょうか?
次の項目にあてはまるものがあるかチェックしてみましょう。
□朝、布団から起き上がるのがツラい
□良く寝たのに、1日中、頭がボーっとする、眠い
□手足や顔のむくみが気になる
□いつもより肩こりや頭痛がひどい
□めまいや立ち眩み、耳鳴りがよく起こる
□理由もなくイライラしたり、気分が落ち込むことがある
2つ以上あてはまった人は、体が少しバテ気味かも・・・。でも、安心してください。そのダルさは、梅雨ならではの天気の変化に体が一生懸命ついていこうとしている証拠です。ひどくなる前に今すぐ対策をはじめましょう!
梅雨時の日照不足には、朝一番の光が有効的です。たとえ、曇りや雨であっても、窓際に行きカーテンを開けて光を浴びるようにしましょう。朝に太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされて、活動モードへスムーズに切り替えることができます。

むくみの解消には、体の余分な塩分(ナトリウム)とともに水分を排出してくれる「カリウム」を意識して摂るにしましょう。カリウムは、きゅうりやズッキーニ、大根、アボカド、バナナ、豆類などに多く含まれています。また、生で食べることで食材のカリウムを最も効率よく摂取することができます。

38~40℃くらいの少しぬるめのお湯に、肩まで10~15分程度浸かるのが効果的です。ぬるめのお湯で深部体温をじっくり上げることで、自律神経が整いやすくなります。
また、湯舟に浸かることで血流が良くなり、お湯の水圧によって疲労物質の排出も促されるため、体全体の重ダルさをスッキリと軽減してくれます。

梅雨時の体のだるさは、「少しお疲れ気味だよ、体をいたわってね」という体からの優しいサインです。今回ご紹介したセルフケアは、今日から簡単に始められます。無理のない範囲で一つずつ試して、梅雨をスッキリ快適に乗り切っていきましょう!