健康管理情報

家族を守る「食中毒予防の3原則」

2026年8月
季節の健康

連日の暑さに加え、ジメジメとした湿気が気になる季節になりました。
実は今の時期、気温と湿度の上昇に比例して、食中毒の原因となる「細菌」が爆発的に増殖します。「わが家は大丈夫」と思いがちですが、日常の中に思わぬ落とし穴が潜んでいることも・・・。

今回は、大切な家族の健康を守るために【家庭で絶対に気をつけたい予防ポイント】を分かりやすく解説します。

夏場に食中毒が増えるのはなぜ?

食中毒を引き起こす原因には、「ウイルス」や「細菌」などがありますが、夏場に急増するのは『細菌』が原因となる食中毒です。

細菌は、20~50℃で活発になり、人間の体温に近い『35~40℃』で増殖スピードがピークに達します。また多湿を好む特徴もあるため6~8月の梅雨から夏にかけての時期は、まさに最高の繁殖環境となってしまうのです。

基本の対策!食中毒予防の3原則

家庭での食中毒を防ぐための基本は「つけない」「増やさない」「やっつける」の3原則です。毎日の調理で次のポイントを徹底しましょう。

菌をつけない(清潔・洗浄)

調理前や生肉・生魚を触った後は、石鹸で手をよく洗います。また、包丁やまな板などの器具もこまめ洗浄しましょう。生の肉や魚から出る汁が、他の食材につかないように、保存時はパックのまま置かず、密閉容器やポリ袋に包んで保管することも大切です。

菌を増やさない(迅速・冷蔵)

購入した食材は室温に放置せず、帰宅したらすぐに冷蔵庫へ入れます。また、調理した料理はすぐに食べるか、残った場合は速やかに粗熱を取り、冷蔵保存しましょう。

菌をやっつける(加熱・殺菌)

特に、肉や魚は中心部までしっかり火が通るように加熱調理を行いましょう。さらに、使い終わった包丁やまな板などの調理器具も、熱湯や塩素系漂白剤を使用し、適切に殺菌・消毒することが大切です。

毎日のちょっとした意識で、夏を健康に乗り切ろう🎵

食中毒は、日頃のちょっとした油断から発生してしまいます。今回紹介した、食中毒予防の3原則を意識すれば、家庭でのリスクを大幅に減らすことができます。最後に、今日からの買い物や調理でそのまま使える「5つのステップ」をおさらいしてみましょう。

①食品の購入

  肉や魚などの生鮮食品は、買い物の最後に選び、消費期限を必ず確認します。持ち帰る際は保冷剤を荷物の一番上に置き、寄り道せずにすぐに持ち帰りましょう。

食品の保存

 帰宅後は速やかに冷蔵・冷凍庫へ入れます。生肉や生魚は汁(ドリップ)が漏れないようビニール袋等に包んで入れます。

③下処理

  調理前は石鹸で手を洗い、生の肉や魚を切った器具は別の食材に触れる前に洗浄・殺菌します。生肉を洗うと菌が水飛沫で周囲に飛び散るため洗わずに使用します。野菜や果物はヘタの周りまで流水で念入りに洗い、水気をよく拭き取りましょう。

調理

  肉や魚は中心部までしっかり火が通るよう加熱調理を行います。特に、ハンバーグなどの挽肉料理は、中心の赤みが消えて肉汁が透明になるまで確認しましょう。その他、カレーやスープなどを温め直す際も、全体が沸騰するまで十分に加熱することが大切です。

調理後の保管

  作った料理は、できるだけ時間を置かずに早めに食べるようにしましょう。残ってしまった場合は、速やかに粗熱を取り、冷蔵庫へ移しましょう。さらに、食べる前に温め直す際には、中心までしっかりと熱を通して食べるようにしましょう。

本格的な夏はこれからが本番です。キッチンの衛生管理をもう一度見直して、美味しく安全に、元気に夏を乗り切りましょう。

 

さまざまな健康情報や活動報告を発信しています