生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
肝臓、血液、骨、骨格筋、腎臓、脾臓、毛髪に含まれています。
銅は体内に約100~150mgあります。
鉄の利用を高めてヘモグロビンの合成を助け、貧血を予防します。
鉄を十分にとっていても銅が不足していると貧血は解消されません。
骨や血管壁を強化するコラーゲンやエラスチンの生成に働きます。骨がスカスカになる骨粗鬆症や、血管壁がもろくなっておこる動脈硬化や動脈瘤を防ぎます。
多くの体内酵素の正常な働きを助ける栄養素です。
抗酸化酵素の構成成分で体を劣化させる活性酸素を分解します。
髪の毛を健康な黒い髪に保ちます。
銅の1日摂取量の推奨量は成人男性で0.8mg成人女性で0.7mgです。
多くの食品に含まれているので、通常の生活ではあまり不足の心配はありません。
上限量は10mgとなっています。
◆銅の過剰症は遺伝的疾患を除いて、食品ではほとんど起こりませんが、銅の容器に 酸性の食品を入れると高濃度の銅が溶け出し、嘔吐、下痢、肝障害、貧血などの中毒を起こすことがありますので、注意が必要です。
遺伝性疾患や極端な摂取不足で欠乏した場合、貧血、毛髪や皮膚の色の脱色、白血球の減少による免疫力の低下、骨の異常、子どもの場合は成長障害を起こすこともあります。
ビタミンCと果糖は銅の吸収を高めます。
ストレスで排出される量も多いミネラルです。
食品 | 銅(mg) |
---|---|
するめ 1/5(20g) | 2.0 |
牛レバー(40g) | 2.0 |
かき 5個(50g) | 0.6 |
ほたるいか5杯(25g) | 1.4 |
チョコレート 1枚(75g) | 0.4 |
ココア 大さじ2(32g) | 0.8 |
するめ ……1/5(20g)
白ごま ……適量
たれ(お好みの量で)
コチュジャン
ゴマ油
みりん
砂糖
お酢またはレモン果汁、 梨のすりおろしなど
コチュジャン、ゴマ油、みりん、砂糖、お酢などを混ぜ合わせ、好みの味に調えます。
するめは焼き網でほどよく焼き、細く裂いて食べやすい大きさにしたら、ゴマと一緒に2のたれにからめます。
するめを30分以上つけたらできあがり。 ※半日以上つけると味が落ち着きます。 ☆レモン果汁または梨のすりおろしなどを加えると銅の吸収率がアップします!
来月のテーマは、「亜鉛 ~体に必要な「ミネラル」ってなんだろう??~」です。