健康管理情報

マスクの肌荒れ ~新しい生活様式~

2021年2月
新しい生活様式

日常生活でマスクを着用することが習慣化されていますが、肌荒れに悩むことも多いでしょう。

特に、冬は空気が乾燥していて、肌荒れが起こりやすい季節です。さらに、マスクの着用により、ほほや口周りだけではなく、フェイスラインやあごの下の方まで、肌が荒れてしまう人も、、、。

今回は、マスクによる肌荒れの予防方法についてご紹介いたします。

  マスクの肌荒れ

肌の構造とターンオーバーの仕組み

肌は、外側から表皮、真皮、皮下組織の3層で成り立っています。肌の健康は、主に表皮のターンオーバー(新陳代謝)を繰り返すことで保たれています。
表皮は、外側から角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4つの層に分かれており、ターンオーバーを繰り返して日々生まれ変わっています。表皮の一番下にある基底層で、新しい細胞が生まれて顆粒層に達するまでに約14日間、角質層で約14日間かけて垢となって剥がれ落ち、ターンオーバーが終了します。
表皮の細胞分裂は、成長ホルモンの分泌が多い夜間に活発になることが知られており、体内時計が乱れると、表皮のリズムも乱れてしまいます。

肌の構造

正常な肌は、表面の角質層に水分や保湿成分が多く、皮脂膜でフタをされています。
乾燥肌になると皮脂膜の隙間から、水分が逃げてしまったり、保湿成分が足りなかったりすることで、刺激から肌を守る機能が失われた状態になってしまいます。

どうしてマスクをすると肌荒れしてしまうの?

肌荒れをする原因はさまざまですが、マスク内の湿気やマスクが肌にこすれたりすることによって引き起こされます。
一見、マスク内は湿度が高く潤いを保てそうですが、湿度が高すぎると皮膚がふやけてしまいます。ふやけた肌はバリア機能が低下していて、水分が蒸発して乾燥しやすくなります。マスク内の湿気により雑菌も繁殖しやすくなっています。アクネ菌が増殖するとニキビも増えてしまいます。
また、マスクの着脱やしゃべる、笑うなど、何かのきっかけでマスクがズレたりしたときに、摩擦が生じてこすれてしまいます。
さらに、マスクに付着したホコリや花粉などで、かゆみやかぶれなどの症状が現れる接触皮膚炎を引き起こすこともあります。

マスクで肌荒れ

肌荒れ予防方法

マスクの摩擦や乾燥などで、肌が敏感になっています。なるべく刺激を少なくすることを心がけましょう。

刺激を減らすスキンケア。

洗顔時には、洗顔料をしっかりと泡立てて、優しく泡で洗いましょう。手でごしごしとこすると刺激になります。また、熱すぎるお湯は、乾燥につながりますので、ぬるま湯にしましょう。

保湿を十分にしましょう

乾燥は、肌のバリア機能を低下させるため、十分な保湿をしましょう。化粧水で潤いを与えて、乳液やクリームで水分が逃げないようにフタをしましょう。

こすれやすい部分にクリームを

マスクを着用するときに、鼻やほほなどのこすれやすい部分にクリームを使用すると摩擦が軽減されます。ただし、ニキビになっているところへ油分の多いクリームを使用するのは避けましょう。

清潔なマスクを使用する

不織布マスクは使い捨てにしましょう。汗をかいたり、汚れが気になる場合は、取り換えるのもいいでしょう。
ガーゼや綿のマスクは、きちんと洗濯をしましょう。洗剤や柔軟剤などが残っていると、肌に刺激になることがあるので、しっかりとすすぎ洗いをしましょう。
※症状がひどい場合には、皮膚科を受診しましょう。

肌荒れ予防方法

来月のテーマは、「食生活 ~新しい生活様式~」です。