生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
お子さんが夜中に突然、ものすごい勢いで泣き叫んだり、パニックのようになって飛び起きたりした経験はありませんか?子育てを経験された方なら懐かしく思い出されるかもしれませんし、今まさにハラハラとされている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんな夜驚症(やきょうしょう)の小さなお悩みについて、ご家族や周りのみんなでできる優しい見守り方のヒントをまとめました。

夜驚症は、3歳〜小学校低学年くらいのお子さんに比較的よく見られる症状です。
保護者としては、怖い夢を見ているのかなと不安になりますが、実は「脳の一部は眠っているのに、感情を司る部分だけが一時的に起きてしまっている状態」なのです。そんな時は、脳がすくすく成長しているサインなのだと、少しだけ見守ってあげましょう。
一番の理由は、子どもの睡眠システムが「まだ成長の途中だから」です。スイッチが入りやすい日の特徴をまとめてみました。
お出かけした日の夜は、今日はたくさん遊んだから、夜にちょっとびっくりしちゃうかもねと、ご家族みんなで心構えをしておくだけでも、気持ちがぐっと楽になるかもしれませんね。

もしも夜中にスイッチが入ってしまったら、一番大切なことは「無理に起こそうとしないこと」です。周囲の方が心配をして、声を掛け続けたり、体を揺すると、脳がさらに混乱し長引いてしまうこともあります。不安な気持ちを抑えて次の見守りケアを試してみてくださいね。
ベッドなどから落ちたり、壁などにぶつかったりしないように優しくガードする。
寝室のドアを少し開けて、廊下の電気を付けるなど、うっすらと明かりを確保する。
数分~十数分で落ち着きス―っと眠りにつくことがほとんどです。大丈夫だよと静かに声掛けながら、落ち着くのを待つイメージで見守ります。
夜驚症は、成長とともに自然と睡眠リズムを確立し卒業していくものが大半ですが、昼間もずっと元気がなさそうなど、もし不安が続く場合には、かかりつけの小児科でお散歩がてら相談してみるのもおすすめです。何かの病気かもしれないと不安になるためではなく、周りの大人が睡眠不足で辛くなってしまう前に、専門家に頼ってみるための目安にしてみてくださいね。

夜中に突然パニックが始まると、見守る側もハラハラとしてしまいますよね。でも、それはお子さまの脳が一生懸命『眠る練習』をしているんだなと思ってみてください。いつかは落ち着くものだから、焦らなくて大丈夫。そんなゆったりとした気持ちで寄り添ってあげてくださいね。毎日、子育てお疲れさまです。見守る保護者の心と体が少しでも休まるよう、ご家族や周りのみんなで温かく支え合っていけたら素敵ですね。