生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
だんだんと春らしく陽ざしが暖かい日も増えてきました。
春は、新しい職場や仲間、生活環境などなにかと変化の多い時期です。自分でも知らず知らずのうちに緊張や不安などで気持ちが不安定になりやすくなります。さらに、寒暖差の激しい季節でもあり、気温の高低差に適応しようとしながら新しい環境でのこころの緊張感など、いきなりの変化に順応できずに自律神経も乱れがちです。
今回は、簡単なセルフケアを取り入れて、春のこころの揺らぎを乗り切りましょう♪
過ごしやすい季節になってきたとはいえ、春は変化の多い時期で生活環境の変化に加えて、三寒四温と言われるように気温や気圧、湿度といった気象の変化も大きくなります。その他、花粉の飛散などもあり体にとって多少なりとも負担になっている可能性があります。
少し暖かい日が続いたと思えば、また急に寒くなるといった気温差も激しいため、体を適応させようと自律神経が常に働くため、緊張状態が続いているような状態になります。しかし、この状態が続くと、心身ともにリラックスしにくくなり、疲れがたまりやすくなります。適度な緊張感は必要ですが、緊張が過剰となった状態が続くと不調の原因となります。無理せず、徐々に慣れていけば大丈夫!という気持ちでいることも大切です。
自律神経の乱れにによる不調は、こころと体の両方からケアしてあげることが大切です。
まずは、体の疲れを取ることを最優先に整えていきましょう。
春のメンタルケアには生活にメリハリをつけることが大切です。生活リズムが整い、時差ボケ状態をリセットすることができます。朝は、休息モードだった体を目覚めさせることがポイントです!
栄養バランスの良い食事を取りましょう。偏食を避けて旬のものを選びながら食べるように食事内容を見直しましょう。また、できるだけ朝、昼、夜の食事を決まった時間に取りましょう。
特に、疲労回復や緊張緩和のために一番必要なのが良質なタンパク質やビタミン、ミネラルです。中でも、タンパク質に含まれるアミノ酸は体を修復したりホルモンを作り出すなど、効率よく修復を助けてくれる重要な栄養素です。その他、食事中には極力ながら食べをせずに、香りや食感を楽しみながら食事に集中してみましょう。
疲れやすい時期は、いつもよりも1時間ほど多く寝るように意識してみましょう。
睡眠中は、副交感神経が優位になるとリラックスした状態になるため、胃腸の働きを整えたり、疲労回復をする他、免疫機能を強化して体のエネルギーも確保してくれます。
私たちの生活には欠かせなくなったスマートフォンやPCですが、寝る1~2時間前には触れないようにしてみましょう。デジタルデバイスの画面の強い光は、ブルーライトといい夜に浴びると脳が昼間と勘違いして、睡眠を促すメラトニンの分泌を抑えてしまいます。寝るまでの時間は、ゆっくりと目や脳を休めてあげましょう。
さらに、夕方以降は、ブルーライトカットモードにして画面の色を抑えたり、寝ている間は機内モードにするなどの工夫をしてみるのもおすすめです。
卵は、脳に必要な栄養素をすべて含んでいると言われるほど優秀な食材です。セロトニンの材料となるアミノ酸であるトリプトファンを含みます。その他、抗酸化作用で免疫力を高めるビタミンAやビタミンEなど、多くのビタミンをバランスよく含んでいます。
アスパラガスには、抗酸化作用の強いβ-カロテンやビタミンC,ビタミンEなどが含まれます。その他、疲労回復させるアスパラギン酸を含み、穂先には毛細血管を強くするルチンが含まれます。
卵 ……2個
牛乳 ……大さじ2
たけのこ水煮 ……50g
アスパラガス ……2本
ミニトマト ……4~5個
オリーブ油 ……小さじ1
粉チーズ ……大さじ1
とろけるチーズ ……大さじ2~3
粗挽きこしょう ……少々
ミニトマトのヘタを取ってよく洗い、ヘタのついていた部分から4等分に切る。
アスパラガスの下から5㎝程度の皮をピーラーで向き、下から1㎝を切り落とす。さらに、根元の方から2㎝程度の斜め切りにする。※穂先の方は長いままでOK
たけのこ水煮は一口大に切る。
ボウルに卵を割りいれ、牛乳、粉チーズ、粗挽き胡椒を加えてよく混ぜる。
フライパンにオリーブ油を引き、弱火で熱する。フライパンが温まったら、④を流しいれ、野菜を均等に加える。
卵にある程度火が入ったら、とろけるチーズを加えてふたをして、チーズが溶けるまで加熱して完成。