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千葉 ~日本の郷土料理~

2015年4月号
更新)
日本の郷土料理

千葉県は、日本列島のほぼ中央に位置し、南北に約134キロメートルと一部が太平洋に突き出ている半島です。千葉県は、東と南が太平洋、西が東京湾と三方が海に囲まれているため、冬は暖かく、夏は涼しい海洋性の温暖な気候です。降水量は、夏季に多く、冬季は少ない気候となっています。
千葉県は東京に隣接しており、地形的にも標高が低く平野の面積が広いことから首都東京の発展とともにベッドタウンとしても機能しています。 また、千葉県は古くから農牧水産業が盛んですが、東京湾に面した海岸部に千葉港を中心として広がる京葉工業地域があり、鉄鋼業、石油化学工業などの大規模な工場が多く立地しています。
県の花は「菜の花」です。千葉県の館山から千倉まで、房総半島に沿って約45キロメートル続く「房総フラワーライン」では、1月から春にかけて沿道いっぱいに咲き誇る菜の花がみられます。

 

名所

成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)

成田山新勝寺は年間の参拝客は1,000万人以上ともいわれ、関東有数の著名寺院です。千葉県成田市にある真言宗智山派の大本山で、弘法大師によって敬刻開眼された不動明王像がご本尊です。
創建は平安時代の940年(天慶3年)、平将門の乱を鎮めるため朱雀天皇(すざくてんのう)の勅命により関東に下った寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)により開山されました。

特産品

なし(梨)

なしは、和なし、中国なし、洋なしの3つの種類がありますが、千葉県の有機質に富んだ肥沃(ひよく)な土壌と温暖な気候が和なしの栽培に適しているため、栽培面積・収穫量・産出額ともに、和なしの全国1位を誇っています。
近年、千葉県船橋市在住の「梨の妖精」という設定の梨をモチーフとしたキャラクターで人気の「ふなっしー」の活躍により、千葉県の特産品がなし(梨)であることの認知度が高まりました。

郷土料理

イワシ料理

千葉県の銚子漁港は全国でも有数の水揚げ量を誇り、特にイワシ類を多く水揚げしています。イワシは、DHAやカルシウムを豊富に含む健康食材ですが、鮮度の落ちが早いことでも知られています。
しかし、水揚げ量日本一の漁港の町である銚子ではお刺身やお寿司にしても食べれます。また、イワシのつみれ汁、イワシの天ぷら、イワシの生姜煮など新鮮で美味しいイワシを食材にしたさまざまなイワシ料理を味わうことができます。

落花生生味噌

落花生には脂肪、たんぱく質などの栄養素が豊富に含まれ、主な産地は千葉県、茨城県、神奈川県ですが、落花生の生産量の約8割が千葉県です。そのため、千葉といえば「落花生」といわれるほど、落花生をつかったお菓子も多くつくられています。
落花生生みそは、落花生の香ばしさと味噌の味がよく合う料理です。つくり方は、フライパンに油をひいて、焦がさないように弱火で約15~20分ほどゆっくりと落花生を煎ります。 落花生がよく煎れたら、砂糖、みそを入れ、豆になじんだらお酒を入れて完成です。

来月のテーマは、「山梨県 ~日本の郷土料理~」です。