健康管理士会北海道北海道

2025年8月 活動報告

 

日   時 令和7年8月3日  13:30~14:30
会   場 市民交流プラザ2階会議コーナー
参加人数 11名
テーマ 「疲労について」
講師:並河 康浩さん(会員)
内 容

セミナー概要
目的:疲労の原因を分子栄養学の視点から解説し、疲れにくい身体づくりのヒントを提供する。

 

疲労とは?
心身のパフォーマンス低下状態。
「休みたい」「動けない」と感じるのはエネルギー不足のサイン。
特に30代の疲労が深刻(日本全国10万人調査より)。

 

疲労の種類
身体的疲労:筋肉のだるさや動作の遅れ。
精神的疲労:集中力・思考力の低下、イライラ。
慢性疲労:休んでも回復しない(例:慢性疲労症候群)。

 

疲労と関係する疾患
内分泌系:甲状腺機能低下症、副腎疲労
神経・精神系:うつ、不安、ドパミン不足など
代謝系:糖尿病(ATP産生不良)、がん(異化亢進・悪液質)
炎症・感染症:慢性炎症、サイトカイン(IL-6, TNF-α)による疲労感

 

疲労の根本原因
睡眠不足
栄養不足
ストレス過多
運動不足/過多

 

栄養とエネルギー代謝の関係
➤ エネルギー産生(ATP)には:
解糖系 → TCA回路 → 電子伝達系
必要栄養素:
ビタミンB群(B1, B2, B3, B5, B6, B12, 葉酸, ビオチン)
ミネラル(マグネシウム、鉄、亜鉛)
タンパク質・アミノ酸(チロシン、アスパラギン酸など)
脂質(オメガ3脂肪酸)
セレン(甲状腺機能に必須)

 

疲れやすい身体 vs 疲れにくい身体
疲れやすい     疲れにくい
栄養不足、偏食    毎食タンパク質+ビタミン・ミネラル充足
睡眠不足     8時間睡眠、中途覚醒なし
糖質中心の食事   低GI食品、順序良く摂取
運動不足 有酸素運動(ミトコンドリア増加)

 

疲労改善のためにできること
栄養バランス改善:毎食手のひら大のタンパク質+B群・ミネラル・オメガ3。
睡眠の質向上:就寝前の糖質を控える、起床時の水分摂取。
ストレス管理:副腎への負担軽減。
運動:遅筋を増やす有酸素運動(ミトコンドリア増加)。

 

メッセージ
「人は食べたものでできている。今日の食事が明日の体を作る。ATPが作れる体づくりが、疲れにくさへの第一歩。」

 

参加者の感想

並河さん、今回も聞きごたえある内容で大変勉強になりました。
ありがとうございます。
「色んな食品が手に入るのに、必要な栄養は摂れないないこと」
「情報を好きなだけ収集出来る分、睡眠時間が短くなっしまうこと」
どちらも【疲労】の原因になるんですね。
詳細に必要な栄養情報を教えていただきましたので、出来ることから取り入れて、自分の身体を作っていきたいと思います。

並河さん、昨日はとても勉強になるお話、ありがとうございました。
タンパク質をはじめ、色々なミネラルなどを十分に取らないと疲労に繋がることがよくわかりました。気をつけて、食事をとっていこうと思いました。

今回Zoomでの参加をさせてもらいました。
Zoomは時間的に、有効に使えてとてもありがたかったです。疲労についての内容は、とても奥が深く、改めて、もっと勉強しなくてはならないと、考えさせられる、キッカケとなりました。

 

2025年7月 活動報告

 

日   時 令和7年7月6日  13:30~14:30
会   場 市民交流プラザ2階会議コーナー
参加人数 9名
テーマ 「骨折について」
講師:鈴木 雅子さん(会員)
内 容

骨折について

骨折の基本的な知識から、治療法、特定の年齢層に見られる骨折、そして骨折予防までを幅広く解説しています。

■骨折とは:
「直達外力」や「介達外力」により骨が変形・破壊され、構造の連続性が断たれた状態。全ての骨に起こり得る。

■骨折の分類:
外力の種類による分類: 直達外力骨折、介達外力骨折。
骨折線の方向による分類: 横骨折、斜骨折、螺旋骨折、粉砕骨折など。
骨の損傷程度による分類: 完全骨折、不完全骨折(亀裂骨折、若木骨折など)。
その他: 疲労骨折、病的骨折、剥離骨折。

■症状と合併症:
主な症状: 疼痛、腫脹、皮下出血、機能障害、変形、異常可動性、軋轢音など。
合併症: 神経損傷、血管損傷、コンパートメント症候群、脂肪塞栓症、感染など。

■治療法:
応急処置: RICE(安静、冷却、圧迫、挙上)の原則。
病院での治療:
保存的治療: 整復(徒手整復、牽引)、固定(ギプス、シーネ、装具など)。
観血的治療(手術): 内固定(プレート、髄内釘など)、外固定。

■特定の年齢層に見られる骨折:
小児の骨折: 若木骨折、骨端線損傷(成長への影響に注意)。
高齢者の骨折: 骨粗鬆症による脆弱性骨折が増加。特に「脊椎圧迫骨折」「大腿骨近位部骨折」「橈骨遠位端骨折(手首)」が多い。

■主な骨折の具体例:
脊椎圧迫骨折: 転倒やくしゃみなど軽微な外力でも発生。症状がわかりにくい場合も。
大腿骨近位部骨折: 寝たきりにつながるリスクが高い。高齢者に多く、転倒が主な原因。具体的な患者事例として、車止めにつまずき手首を骨折した例や、手首、足首、大腿骨を複数回骨折した例が挙げられている。大腿骨頸部骨折や転子部骨折の画像と手術(人工関節置換術など)の解説も含まれる。
橈骨遠位端骨折(手首): 転倒時に手をついて発生することが多い。
上腕骨外科頸骨折(肩): 高齢者に多い。
脛骨高原骨折(膝): 膝に強い衝撃が加わって発生。

■骨折から身を守る、自分の足と未来:
骨粗鬆症予防の重要性。
転倒予防対策(運動、住環境整備、靴の選択など)。

 

参加者の感想

 

参加者の感想 鈴木さん 昨日はありがとうございました。
人体には数多くの骨があり、それぞれに名前があって驚きました(骨折の名称も多すぎるくらい…)
チーム医療(骨折リエゾンサービス)が早く普及すると良いですね。
骨折で入院した時は 【骨粗しょう症】も判明し ショックだったこともあり 骨折名や手術方法を説明されても「何のこっちゃ」と思ったし 目先の事(早く退院すること)しか考えられませんでした。
「もっと医師や看護師に聞けばよかった」と後悔(聞けたなら理学療法士からも…)
早期にリハビリを始めなかったため 半年経っても未だにリハビリ通院が必要…コツコツ頑張りま~す。

鈴木さん、ありがとうございました。聞きやすく分かり易い説明でした。いろんな骨折の種類やケースがあることが知れたことで、身近で起こる骨折にとても役立つ内容だと思いました。大たい骨が骨折しやすいものだということが知れて、運動を取り入れて気をつけようと思いました。昨年の冬は道路の凍結で、わたしの友達も何人か骨折をしていました。知識を深め骨折しないように予防や防止を実施していこうと思いました。健康管理士会では、骨粗鬆症になる前に、病院に行く必要のない身体を作る事のサポートができたら良いなと思っています。
とても良い機会でした。ありがとうございました。

鈴木さん
昨日はお疲れ様でした。
内容については皆さんが書いてくださってるので初講師について。
菅原さんと二人三脚で講座の内容を作ってくださいましたが、素晴らしかったです。菅原さんが作ってくださった資料も画像、写真がふんだんに使われて、骨折の部位など分かりやすく勉強になりました。
原稿を読み上げるのではなく、資料のポイント部分は丁寧な話し言葉でゆっくりと言ってくださってたので、とても聞きやすかったです。
今回のように菅原さんがしっかりサポートしてくださるし、参加者の皆さんも和気あいあいと意見を言い合う和やかな場になってるので、まだ講師経験してない方も、どんどんチャレンジしたらいいなと思いました。
菅原さん、体の無理のない範囲で、色々サポートお願いいたします(お願いします)もちろんわたしもしますよ。

鈴木さん、骨折のお話とても丁寧でわかりやすかったです。
ありがとうございます。
体験談も含め、みんなの意見交換もでき、とても良いセミナーだと思いました。
この流れから、骨を強くするメニューなどを考える事になり、色々勉強して考えたいと思います。

 

2025年6月 活動報告

 

日   時 令和7年6月8日  13:30~14:30
会   場 エルプラザ2階会議コーナー
参加人数 8名
テーマ 「水と健康軽」
講師:上野 久美子さん(会員)
内 容

水が人体に果たす重要な役割、水分摂取の目安、脱水症状のチェック方法、安全な水の選び方についての説明

 

 

1. 体内の水の役割と必要量
体の約50〜80%は水分で構成されており、年齢によって割合が異なる。
1日に約2.5Lの水分摂取が必要で、食事・飲み物・代謝で補われる。
水が不足すると脱水症状や循環不全が発生し、20%の水分喪失で生命の危機に。

 

 

2. 脱水症状のチェック方法
尿の色と量:濃く少ない尿は脱水の兆候。
親指チェック:親指の爪を押し、3秒以上色が戻らなければ脱水の疑い。
皮膚チェック:皮膚をつまんで元に戻らない場合は重度の脱水。

 

 

3. 水の種類と選び方
井戸水・湧き水:ミネラルが豊富だが、安全性に注意。検査済みか確認が必要。
スーパーの水:RO水(逆浸透膜処理)やアルカリイオン水がある。利便性高いが、持ち帰りが重い。
ウォーターサーバー:天然水やRO水を使用。管理された品質だがコストがかかる。
ペットボトル水:種類が多く、硬度によって味や用途が異なる。

 

 

4. 水の殺菌方法と安全性
塩素処理・ろ過・オゾン・紫外線など、殺菌方法によって除去できる不純物が異なる。
トリハロメタン(塩素と有機物の反応で発生)を除去するには10分以上沸騰させる。

 

 

5. 水と健康リスク
PFAS(有機フッ素化合物)の汚染問題があり、地下水や河川で検出されることがある。
マイクロプラスチックは環境汚染の一因となり、人体への影響が懸念される。

 

 

6. 水の摂取タイミング
1〜2時間ごとに200mlを飲むのが理想。
起床時・運動時・入浴前後・寝る前の水分補給が重要。

冷やしすぎた水は避けることで体への負担を減らせる。

水の安全性と健康への影響を理解し、適切な水分補給をすることの重要性を伝えています。どの水を選ぶかは、安全性・利便性・味を考慮し、PH値のバランスをとることが大切です。

 

 

2025年5月 活動報告

 

日   時 令和7年5月11日  13:30~14:30
会   場 エルプラザ2階会議コーナー
参加人数 9名
テーマ 「気軽にできる、ハーブ.ファスティング」
講師:遠藤 春美さん(会員)
内 容

1. ファスティングの意義
*体のリセット** 消化器官の休息、
         体内のデトックス
 *健康の促進**  免疫力の向上
         代謝の改善

2. ファスティングに対する一般的な考え方
*辛さ** 空腹感のストレスや日常生活への影響
* 面倒さ**準備が必要、毎日のルーチンの変更が必要

3. ファスティングを行う理由
*体の大掃除の必要性
*心身のリフレッシュ

4.ハーブファスティング
 *フランスでは医療レベルで活用されている
 *楽しく、美味しく、気軽に行えるデトックス法
 *体重減少、肌質改善、体調改善などが期待できる
 *重要なのは、腸、肝臓、腎臓の順番に浄化すること
 *ハーブは、毒素排出、蠕動運動促進、細胞再生などの目的で使用する
 *ハーブと、自家製カフェラテ、コールドジュース、スープなどを摂取する
 *固形物を取らない

 

 

参加者の感想

ヨーロッパの医療現場でのファスティングの治療法としての採用は非常に興味深いものでした。
今の生活環境には残留農薬や食品添加物、感染症のリスクが潜んでおり、体内の不必要なものを早めに排出することの重要性を再認識しました。

スープやハーブを利用し、固形物を摂らずハーブの効能を活用したファスティングは、従来の厳しい断食のイメージを持っていた私にとって、自宅で気楽に実践できるのではと思います。
毒出しのハーブを使い、腸、肝臓、腎臓の順に体を洗浄して身体を活性化させることがわかり日常生活に取り入れたいと感じています。

ファスティングを行うことで、味覚が繊細になり、思考が冴え、運気が上がるということなので
デトックスを通じて心身ともに軽くなり、今後の生活に生かしていきたいと思います。

 

 

2025年4月 活動報告

 

日   時 令和7年4月13日  13:30~14:30
会   場 市民交流プラザ4階403
参加人数 17名
テーマ 「大切なことを知ってほしい健康管理のポイント」
講師:那須 政子さん(会員)
内 容

身体の流れ、それぞれの臓器と血液検査表の数学に基づいて、どうしたら良いか〜「自分の体は自分で守る」
お医者さんは救急の時に一時お願いしても、任せっぱなしでは…
そして、ご自身が癌を克服された経験をもとに為になるお話の数々を頂きました。

サザンオールスターズの原由子さんが健康(栄養学)について学ばれていて、桑田さんが癌に罹患したがその後、その知識を元に元気に回復され、その年の紅白に出演出来るまでになり癌を克服されたたお話し。
(抗がん剤とその副作用、免疫のバランス、癌は糖質を好むので
 闘病と食事の重要性)

・おすすめニンニク水
1リットルにスライス2~3枚入れて常備しておく。いろんなお料理に入れる。旨味が出るので美味しい。

・現代の野菜はミネラルやビタミンの含有量が昔より格段に
 下がってきているの注意が必要。

・おすすめの本
Renaissnce「食がもたらす病」阿部司さんの本
「安保徹のやさしい解体新書」病気に成る前と病気に成ったらが見えて来ます

 

 

2025年2月 活動報告

 

日   時 令和7年2月9日  13:30~15:00
会   場 エルプラザ4階研修室3
参加人数 12名
テーマ 「栄養素過不足のバロメーター」
講師:並河康浩さん(会員)
内 容

・血液検査データ基準値の考え方
 血液検査数値は母集団の95%の数値
 正常値ではなく、あくまでも参考地ととらえる

・検査結果について
 上昇させる因子:炎症、糖化、脱水、血管内濃縮
 低下させる因子:不足気味のカロリー、ビタミンなどの不足、鉄・タンパク質不足

・基準範囲の考え方

・隠れ貧血のメカニズム

・鉄欠乏の主な不提訴の例

・酵素と補酵素の関係

 

 

<参加者の感想>

・検査結果は正常値内にもかかわらず、何か調子が思わしくない時、実は不足している栄養素がかくれていることもあり、特にVB6、12、タンパク質、鉄。ひとつの結果項目では読み取れない事も、関連項目との対比から不足栄養素を摂取することで改善がみられることもあり、検査結果に一喜一憂することなく、健康維持が大切であると思いました。
・改めて、いつも正常範囲内で、大丈夫と、楽観視していましたが、自分の検査結果はあまり把握していないことが、わかりました。勉強必要ですし、これを機会に皆さんとの、健康診断の結果の比較などもしたくなりました。病院に行っても検査結果で、大丈夫と思わないで、積極的な栄養素の摂る方法とか、予防医学が大切と、思いました。
・その時の体の状態で、検査結果が良くも悪くも出ると言う、安心できない結果が出ると言うことで、すごく勉強になりました。タンパク質と、ビタミンB6は充分気をつけないといけませんね。これからの診断結果を見る時の注意点がわかり、とても良かったです。ありがとうございました。
・1番大きな学びは健康診断の数値の裏には色々な意味が隠されていて、特定の栄養素の過不足を改善することで解決する場合もあるということ。安易に薬を飲んで症状を抑えてしまっては数値は正常値の範囲内でであっても、解決にはなっていない〜辛い時には薬も必要ですが、普段から自分の身体と対話して栄養素の事も意識して生活する。健康診断の数値は正常値の範囲内と安心せず、自分の体質や自分の毎日の食品摂取の癖なども見直す事が大切と学びました。
・多くの人がそう思っている通り、私も血液検査が基準値内だとただただ喜んでました。栄養素はバランスよくとらなければならないのはわかっていても、今のご時世、緑黄色野菜が高くてついついスルーしてしまっています。ビタミン不足は確実です。栄養素がどれだけ大事かを教えていただきました。これからのセミナーで今回のことを踏まえて、「栄養素の上手な取り方、ダメな取り方」などやっていただけたらいいなと思いました。
・健康診断の結果から病気を予防できる事はとても大切で重要なことだと再認識しました。人は食べたもので出来ている事を意識して、食事も気を付けながら必要な栄養を摂ってますます健康になりたいです。ありがとうございました。

 

 

 

2025年1月 活動報告

 

日   時 令和7年1月11日  14:30~16:00
会   場 エルプラザ4階研修室2
参加人数 7名
テーマ 「在宅医療について」
講師:札幌市医療アドバイザー 川原 広明さん
内 容

・在宅医療とは
・在宅医療の範囲
・ケアマネージャーとの違い
・在宅で活用できる制度 などを教えていただいてきました。

 

<参加者の感想>

・これから益々在宅医療が増えて来る事は知って居ました。在宅医療ソーシャルワーカーさんから、在宅医療とはを詳しく学びました。例えば在宅医療ソーシャルワーカー(心理的、社会的、経済的の促進)ケアーマネージャー(介護支援専門)の違い、ドクターの訪問診療は在宅で、リハビリ、薬剤、介護等など。
しかしドクターしか出来ない事を、これから看護婦さんが学び資格を取り、できる事を増やして行く等、また訪問診療の費用、負担額、平日、休日による別途かかる費用、1割負担、2割負担、3割負担、交通費も1回400円〜500円別途かかる事など往診の場合を詳しく教えて下さいました〜知って置かなくては思って居ましたので、良かったと感謝致します。

 

・自分や家族が重篤な病気にかかった時の事を考えるきっかけになりました。在宅医療とはどこまでの治療を受けられるのか、在宅医療を受けるとなった時はどうすれば良いのかがわかり、とても勉強になりました。
まずは知識をつけて、健康なうちに準備できる事はしておくことが大事なんだなと思いました。ありがとうございました。

 

 

 

 

北海道健康管理士会 (8)会

会員募集中

 

 

2024年11月 活動報告

 

日   時 令和6年11月10日  13:30~14:30
会   場 エルプラザ2階会議コーナー
参加人数 12名
テーマ 「酵素はこんなにすごい」
講師:江利山 範子さん(会員)
内 容

・人間の寿命を決めるもの
①酸化ストレス説
②テロメア説
③廊下遺伝子説
④酵素寿命説

 

 

・酸化ストレス説
活性酸素による組織の酸化が病気の原因となり、老化を促進する

 

 

・テロメア説
細胞分裂の度にDNAの末端にあるテロメアが擦り切れ、細胞の寿命が終わる
(50回位の細胞分裂で終わると言われている)がん細胞にはテロメアを修復するテロメラーゼという酵素があるのでなかなか死なない

 

 

・老化遺伝子説
老化がいくつかの電子によってプログラムされているという考え方
老化を促進する遺伝子のダフツー遺伝子を抑制し、長寿遺伝子のサーチュイン遺伝子を活性化させると寿命を延ばすことができるという研究が行われている(断食や極少食は長寿遺伝子を活性化させるとも言われている)

 

 

・酵素寿命説
体内の酵素の貯蔵量で寿命が決まるという考え方
体内の酵素が50%になったら死を迎えると想定される
体内酵素をムダ使いしない事が大事

 

 

・酵素とは
体内に取り入れた食べ物の消化や吸収、不要物の排出、エネルギー生産など生きる為に必要な化学反応を絶え間なく行い、これらの化学反応の速度を速める物質のこと
①化学変化を促進する物質(媒体)
②酵素なくしては、生命維持できる化学反応を作り出せない

 

 

2024年10月 活動報告

 

日   時 令和6年10月13日  13:30~14:30
会   場 エルプラザ4階研修室1
参加人数 8名
テーマ 「1日のタンパク質量と調理例」
講師:中井 小百合さん(会員)
内 容

1 たんぱく質とは
身体をつくり維持していくための大切な栄養素
酵素やホルモンとして代謝機能などの役割がある
必須アミノ酸9種類は食事から摂取しなければならない
・組織の成分として
・エネルギー源
・酵素の主成分
・ステロイドホルモン以外はタンパク質
・体液の浸透圧の調整
・抗原抗体反応(免疫反応)に重要な役割

 

2 日本人の食事摂取基準 2020年版
健康で標準体重であること生活習慣業ではない人に当てはまる
5年ごとに改定
PFCバランス たんぱく質13~20% 脂質20~30% 炭水化物50~60%
生活習慣病になりにくい=病院食
たんぱく質の食事接種基準
フレイル・サルコペニアの予防のため高齢者の方が接種基準が高い
たんぱく質の推奨量と目標量について 男性65g女性60g以上

 

3 フレイル・サルコペニアについて
フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間のこと
サルコペニアとは、 骨格筋量の低下、身体能力の低下
たんぱく質の摂取量が多いと、フレイル・サルコペニアの発症予防となる
1日1k体重あたりたんぱく質1g以上を摂取する

 

4 実際の食例
写真参照
たんぱく質は体内に貯蔵されず、余剰分は排出されてしまう
食事から一定量を取るのが理想
朝食にとると、筋肉の増加に繋がる
食材の選び方が大事 鶏肉ならもも肉より胸肉など

 

5 調理法
電子レンジの活用
ドレッシングの活用
ワンパンレシピなど

 

<参加者の感想>

 

中井さん、1日のたんぱく質量のお話ありがとうございました。
足りていないことが分かりました。
たんぱく質の不足がフレイルをもたらすこともこわい事ですね。
少し意識して食材を選び、組み合わせの調理も勉強になりました。

食べることは、生きること。
ワンパンレシピ、たんぱく質量を考えつつ、色々と試しながら続けていきたいと思いました。
中井さんありがとうございました。

中井さん講師健康セミナー (一日のタンパク質量と調理例) を聴いて色々な気づきがありました。
タンパク質量って高齢になればより必要だし、かなり意識しないと足りてない事や
一日単位でメニューを意識して足りなければ、納豆、豆腐、海苔、カツオ節、卵、スキムミルクなど手軽な食材で追加して摂取していこうと思いました。
中井さん ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2024年9月 活動報告

 

日   時 令和6年9月8日  13:30~14:30
会   場 TKR札幌ホワイトビル カンファレンスセンター 6階(6A)
参加人数 9名
テーマ

「笑いヨガ」
講師:葛井 美輪さん(会員)

内 容

①1日何回笑ってますか?  
大人 およそ10~20回
子ども およそ400回

②笑う事と健康効果の歴史
ノーマン・カズンズ
ウィリアム・フライ博士
リー・バーグ博士
パッチ・アダムス博士
4人の共通点は ユーモアを使った笑いの効果

③笑いヨガ創始者 
1995年 マダン・カタリア博士・マデュリ・カタリア
笑いの効果を伝え健康効果だけでなく世界平和につなげている

④笑いヨガとは
・笑いの体操とヨガの呼吸法を組み合わせた新しい健康法
・冗談やユーモア、コメディに頼らすただ笑うだけ
・ヨガという名前でも、難しいポーズは無い
・みんなと笑うと無理なく笑える
・笑いは伝染する
・科学的根拠がある

⑤笑いヨガ5つの効果
・気分を高める
・健康上のメリット
・ビジネス上のメリット
・社会とつながる
・問題を抱えている時でも笑うことができる

⑥笑いヨガの健康効果