健康管理士会青森県青森県

2021年3月 定例研修会(県民公開講座)を行いました

活動名 定例研修会(県民公開講座)
日 時 2021年3月14日(日) 13:00~15:00
会 場 青森県総合社会教育センター
参加者 会員9名 一般2名
内 容 「発達障害とミネラルの関係」~子供の心身を蝕む現代食~
講師:工藤真理子
発達障害や自閉症などが、ミネラル補給で劇的な改善を遂げた参考例を揚げ講義。
改善過程の中で、子供の描いた日記・図画などスライドに投影しながら、分かりやすく解説。

  • 脳の機能をコントロール
    ミネラル→神経伝達物質やホルモンを、瞬時に効率的に生産する役割を果たす。
  • ミネラル抜き食品
    市販食品は販売効率をよくするため、食品の栄養素を考えず水煮などでミネラルを抜いている。
    その結果、細胞に十分な栄養が行かず脳や心身に異常をきたす。
  • 発達障害に関連する5大ミネラル
    ①カルシウム→欠乏すると脳や筋肉や神経の興奮抑制ができず精神不安。
    ②マグネシウム→マグネシウム補充で不安や抑うつが減り神経が落ち着く。
    ③鉄→不足すると子供の認知能力の発達が遅れ集中力が低下。
    ④亜鉛→不足すると情緒不安定・異常行動・記憶障害・無気力・味覚障害。
    ⑤カリウム→不足すると不安・イライラ・うつ・不眠症状。

発達障害の改善過程をスライドで解説

カタクチイワシの粉末を手に解説

2020年12月 定例研修会(県民公開講座)を行いました

活動名 定例研修会(県民公開講座)
日 時 2020年12月6日(日) 10:00~12:00
会 場 青森県総合社会教育センター
参加者 会員10名 一般2名
内 容①
10:00~11:30
「冷えは万病のもと~体を温めることの重要性~」講師:石川 知王子
◎冷え性と低体温の違い
冷え性→体温にかかわらず、手足など部分的に冷たくなる不快症状
低体温→体温が常に35度台

  1. 体温が1度上がると免疫力は約60%、基礎代謝量は約13%アップ
  2. 体温が1℃下がると免疫力は約30%、基礎代謝量は約10%ダウン

◎食事と筋肉で体熱は作られる

  1. 食事→食べ物から取り込んだ栄養素を代謝するときに熱産生
  2. 筋肉→筋肉を収縮する為にブドウ糖などをエネルギーに変える時に熱産生
 
内 容②
11:30~12:00

「健康最新情報」講師:神 一男

  1. 従来の認知症薬(アリセプト・メマリー)
    →2020年、日本のエイザイと米国のバイオジェン社による共同開発のアデュカヌマブが、
    アルツハイマーのアミロイドβ除去に有効(高額につき普及に時間を要す)
  2. コロナワクチン(mRNA)
    →メッセンジャーRNAはウイルス表面の突起状のタンパク質を作るよう設計された人工遺伝子ワクチン。
    体内に入ると細胞が情報を読み取り、突起状タンパク質を生成。
    そのタンパク質を敵と判断してウイルスを攻撃する中和抗体を作る。
  3. 偏頭痛もう一つの原因
    内因性光感受性網膜神経節細胞の蛍光感知覚への影響。
    瞳孔が極端に小さくなるので脳が過敏になる。予防法としてはサングラスをかける。
 
内 容③
12:30~14:30
忘年会
会 場  あじ采
参加者  会員9名
◎コロナ禍の中ではありましたが、一年を無事に終えることができました。
それらを踏まえて各々の反省と抱負を語らい合いました。
また楽しいクイズやゲームに、遠路からの会員も顔をほころばせていました。

 

2020年11月 つがる支部 定例研修会(県民公開講座)を行いました

活動名 つがる支部公開講座
日 時 2020年11月15日(日) 10:00~12:00
会 場 五所川原中央公民館
参加者 会員3名 一般6名
内 容① 10:00~10:50

「脳と免疫力について」講師:須藤涼子
脳の構造や脳幹・小脳などの機能について図解を基に解説。
またニューロンなどの神経経路や脳活性について解りやすく説明しました。
特に脳の活性化として食・運動・会話・睡眠が重要とし、熟睡のための呼吸法を実践しました。

  • 鼻で吸う(お腹を膨らませながら)
  • そのままいったん止める
  • 鼻から吐く
内 容② 11:00~11:40

「鉄不足によっておこる不調」講師:大橋 孝
 ◎鉄分(Fℯ)→必須ミネラル13元素の一つ
(体内に約4gありそのうち70%は血中のヘモグロビン)
 ◎鉄不足による症状→貧血(だるさ・息切れ・疲れ・寝不足・肌荒れ・口内炎など)
 ◎酸素を運ぶヘモグロビンHb(貧血は血色素ヘモグロビンの低下)
 ◎骨髄の造血は睡眠中に活性し、血球を産生することから良質の睡眠が重要となる。
 ◎鉄含有食品(豚レバー・卵黄・青のり・・ごま・きなこ・アボガド・バナナなど)

 

2020年10月 青森市中央市民センター寿大学3年 講座

活動名 青森市中央市民センター寿大学3年 講座
日 時 2020年10月28日(水) 10:00~11:30
会 場 青森市中央市民センター
参加者 34名
内 容 タイトル:「脳の仕組みと疾患」
講師:神 一男(青森県健康管理士会会長)

  • 脳の構造(大脳・小脳・脳幹)
  • 脳の構成成分(脂質60%・タンパク質40%)
  • 神経細胞→脳全体の10%で残り90%はグリア細胞(神経細胞に栄養を運ぶ脂質成分)
  • 海馬(短期記憶)から大脳(長期記憶)へ
    ※アルツハイマー型認知症は、海馬の機能低下や嗅覚神経障害
  • 神経伝達(ニューロン細胞核→シナプス小胞体→シナプス間隙→神経伝達物質放出)
  • 脳疾患→脳内出血(30%)・くも膜下出血(10%)・脳梗塞(60%)
  • 脳梗塞→
    ①アテローム血栓性脳梗塞
    ②脳梗塞(心原性脳塞栓症)
    ③ラクナ梗塞

板書とプロジェクターを使い分かりやすく解説しました。

 

2020年10月 五所川原市市浦寿大学 講座

活動名 五所川原市市浦寿大学 講座
日 時 2020年10月20日(火) 10:00~11:30
会 場 市浦コミュニティセンター
参加者 32名
内 容 タイトル:「今日からできる腸活」
講師:石川 知王子(バクテリアセラピスト)
消化管の仕組みと働き・腸内細菌について・便について等、腸内環境を整える為の生活習慣と食事について解説しました。

 

2020年9月 五所川原市市浦寿大学 講座

活動名 五所川原市市浦寿大学 講座
日 時 2020年9月15日(火) 13:00~14:30
会 場 市浦コミュニティーセンター
参加者 30名
内 容 タイトル:「はつらつ体操教室」
講師:石川 知王子(バクテリアセラピスト)
「はつらつ体操教室」は、椅子に座ってできる体操で音楽に合わせて行いました。
主に、肩甲骨と股関節を多く動かす体操で、介護予防に繋がるようプログラミングしたものです。
快い汗で心も体も軽快になったと感想をいただきました。

 

2020年9月 定例研修会(県民公開講座)を行いました

活動名 定例研修会(県民公開講座)
日 時 2020年9月6日(日) 13:00~15:00
会 場 青森県総合社会教育センター
参加者 会員9名 一般4名
内 容 13:00~14:00
「免疫力を上げてコロナ感染予防」講師:栃木 悦子
身体に備わる免疫の防御システムについて解説。

  1. 免疫機能を調整する自律神経
  2. 体温を上げる
  3. 笑い
  4. 良質な睡眠
  5. ストレス解消
  6. バランスよい食事(腸の改善)
 
内 容② 14:00~15:00
「免疫力アップは食から」講師:西田 充子
食の力で免疫力をアップさせることを解説。

  1. 現代人は栄養失調?
    →加工食品摂取(添加物・人工甘味料→トレハロースなど)
  2. 免疫力アップの酵素(消化するための触媒)
  3. 消化分解酵素
    →アミラーゼ(炭水化物)・プロテアーゼ(タンパク質)・リパーゼ(脂質)
  4. 発酵食品
    →ヨーグルト・キムチ・納豆・漬物・みそ・麹・甘酒など
 

2020年8月 つがる支部 定例研修会(県民公開講座)を行いました

活動名 つがる支部公開講座
日 時 2020年8月30日(日) 10:00~11:50
会 場 五所川原中央公民館
参加者 会員2名 一般2名
内 容① 「摂食・嚥下のプロセス」講師:大橋 孝
高齢化が進む中で噛む力、飲み込む力が弱くなり咽せたり食事が上手に摂れなくなり、
誤嚥性の肺炎や窒息などの重篤な事故が多くなっている。
※予防法→歯のケア・口腔筋を鍛える・嚥下体操(早口言葉や唾液腺マッサージなど)

内 容② 「体の柔軟性を高めよう」講師:須藤 涼子

 

2020年7月 定例研修会を行いました

活動名 定例研修会
日 時 2020年7月5日(日) 13:00~16:30
会 場 青森県総合社会教育センター
参加者 会員8名
内 容① タイトル:「細菌とウイルス」
講師:神 一男
※生物の定義

  1. 本体が膜や殻によって外部と区切られている。
  2. 外部から養分を取り入れ生長しエネルギーを生産。
  3. 細胞分裂し自分の子孫を作り遺伝子を残す。
  • 細菌→1~5μで生物(単細胞でDNA・RNAが存在)
  • ウイルス→0.02~0.3μで上記②の代謝ができないので非生物。
    細胞はなくDNA・RNAのどちらか片方を持つ。
    細胞内に自分のコピーを作り、やがて破裂しウイルスが飛び出し他の細胞に入り込み増殖。
内 容② タイトル:「世相健康論」
講師:神 一男
巷間交わされる市井の健康論とエビデンスに基づく健康論を、著名な作家の健康論と対比させながら解説。
今回は受講者と一体化を図る為、音読を取り入れた講義にしました。

  1. 人それぞれの朝ご飯→人それぞれの身体構造は違うので自分に合った食事法でよい。
    (和食の勧め→一汁三菜・塩分控えめ・野菜は350g摂取)
  2. 体型を西欧人に合わせる必要はない
    • 肥満タイプを知る方法(リンゴ型は生活習慣病に罹患しやすい)
      ウエスト÷ヒップ→男性0.9以上でリンゴ型 女性0.85以上でリンゴ型
  3. 腹八分の勧め→年齢を重ねるにしたがって一分ずつ減らす(仕事内容に合わせる)
    ※一日の必用エネルギー→標準体重×活動レベル指数(軽労30・中労35・重労40)
  4. 老化と鈍感力
    ※老化・・・・赤ちゃんは4足歩行→成長するにつれ2足歩行→高齢者は3足歩行(杖)
    ※老年・・・・子や孫の数が、自分の真の友人の数を上回った時
    ※鈍感力・・・衰えは鈍感につながり、怖い事などにあまり危機感を覚えない
  5. 治るとは治まる事
    病気の完治という表現は完治ではなく治まっているだけ。
    治まっている状態を長続きさせるのが養生であると著名な作家の自説。
    ※食事・運動・睡眠→生活習慣を見直すことが肝要
 

2020年6月 定例研修会を行いました

活動名 定例研修会
日 時 2020年6月7日(日) 13:00~16:30
会 場 青森県総合社会教育センター
参加者 会員10名
内 容① 13:00~14:30
タイトル:「免疫力と腸内環境」
講師:会員の田附奈穂美さんが解説しました。
※免疫力(白血球)→細菌やウイルスの脅威から体を守る。
①自律神経の調整
②基礎代謝の向上
③腸内環境を整える
●免疫力向上に関わる実践と予防法
①食事はよく噛む
②ゆる筋トレ・ストレッチ
③腹式呼吸
④笑う
⑤太陽光線を浴び朝食をしっかり摂る
⑥睡眠と休養
⑦肩回し・リンパマッサージ
●発酵食品→植物由来の食品(納豆・味噌・醤油・酢・ぬか漬けなど)
●腸内環境(免疫力の70%は腸にある)→善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7
●腸が関与する不調
うつ・便秘下痢・食欲不振・肥満・不眠・アレルギー・がん・生活習慣病など

 
内 容② 14:30~15:00
ミニ講座
タイトル「痛みのメカニズム」
講師:神 一男氏解説

  1. 損傷部に痛み物質→セロトニン・ヒスタミン・ブラジキニン・プロスタグランジン他
  2. 発痛物質経路は知覚神経の末端から脊髄→視床→大脳皮質頭頂葉の体性感覚野へ伝達
  3. 慢性痛→間脳前面の側坐核の血流低下で、鎮痛物質オピオイドが抑制され慢性痛へ

※ストレスなどで神経が痛みを記憶する ※慢性痛などの解消法(楽しい事を取り入れ負のスパイラルから脱出)

知覚神経は求心性神経と解説

大腸の構造質問に解説する栃木氏