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熊本 ~日本の郷土料理~

2014年2月号
更新)
日本の郷土料理

熊本県は、九州本島の中央付近に位置し、鹿児島、宮崎、大分、福岡の各県に隣接しています。熊本県北東部に位置する阿蘇は世界最大級のカルデラ(火山活動によってできた大きな窪地)を有する阿蘇山や九州山地の山々がそびえ、噴煙を上げる迫力ある活火山や深い緑が広がる雄大な自然の風景が展開されています。
また、熊本県南部に位置する天草は有明海、八代海、東シナ海の三海に囲まれた大小さまざまな島々の美しい景色をみせる傍ら、「天草・島原の乱」などの複雑な歴史・キリシタン文化の史跡が現在も残されています。

熊本県は「水の都」と呼ばれるほど清水に恵まれており、県庁所在地である熊本市では上水道の水源すべてが地下水でまかなわれています。
県の花は、「リンドウ」です。

 

名所

熊本城

熊本市内にそびえる熊本城は、大阪城と名古屋城と並んで壮麗な天守閣を持ち、機能美に優れた城として三名城の1つに挙げられています。1588年(天正16年)に築城の名手といわれた加藤清正が7年もの歳月をかけて1607年(慶長12年)に完成させました。

熊本城の特長ともいえるのが、上部に向かうほど垂直に近い急な傾斜で連なる石垣であり、外敵の侵入を防ぐ「武者返し」という異名を持っています。また、県内有数の桜の名所としても知られています。

特産品

デコポン

デコポンは、柑橘類の品種「清見」と「ポンカン」を掛け合わせたもので、名前の通り、ぷっくり膨らんだ凸(デコ)のようなユニークな形をしています。熊本県が発祥の地であり、日本一の栽培面積と生産量を誇ります。

デコポンの品種名は「不知火(しらぬい)」と呼ばれ、糖度13度以上でクエン酸1.0%以下といった全国統一糖酸品質基準を満たさなければ、熊本県果実農業共同組合連合会が商標として登録しているデコポンとして出荷することができません。

郷土料理

辛子レンコン

1632年(嘉永9年)、肥後熊本藩初代藩主・細川忠利は生来病弱で貧血気味であったため、玄宅和尚というお坊さんが増血剤として優れたレンコンを食べるように細川公に勧めました。そのため、専属の料理人がレンコン料理をいくつか考案し、中でも細川公が好んで食したのが「辛子レンコン」といわれています。

辛子レンコンは、レンコンの穴に練った麦味噌と辛子を混ぜたものを詰め、小麦粉とウコンを溶かした黄色い揚げ衣にレンコンを浸して、揚げたものです。栄養価が高いレンコンと食欲増進作用がある辛子を使用し、レンコンの断面が細川家の家紋に似ていたことから門外不出の料理とされてきましたが、明治以後には一般にも広まり、現在では熊本の郷土料理の1つとなりました。

一文字(ひともじ)ぐるぐる

一文字とは、熊本県で一文字(人文字)と呼ばれているワケギを食感が残るぐらいに軽く茹でて冷水にくぐらせ、根元の白根部分を軸に青葉をぐるぐる巻いて酢味噌や辛子味噌をつけて食べます。

1782年(天明2年)、肥後熊本藩6代藩主・細川重賢が藩の苦しい財政を立て直そうと藩士らに節制倹約の生活を推奨した際に、安くて美味しいお酒のつまみとして考案されたといわれています。

来月のテーマは、「福岡県 ~日本の郷土料理~」です。