健康管理士会愛知県愛知県

2019年1月 講師養成研修会を行いました

活動名 1月度 講師養成研修会
日 時 2019年1月12日(土) 13:00~14:50
場 所 ブラザーコミュニケーションスペース
名鉄堀田駅下車 徒歩2分、地下鉄堀田駅下車徒歩3分
テーマ 講師養成講座と、プレゼンテーションの実習
出席者 愛知県健康管理士会会員20名(男性9名、女性11名)
内 容 13:00~13:01  開会挨拶、渡辺美佐子副理事長、記録:市川元英理事
13:01~14:00  第一部;講師養成講座「パワーポイント活用の為に知っておくこと」 講師:山岸久夫運営委員
<要約>人間には視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感が備わっており、その五感を介し脳に情報を伝達しています。情報量は視覚から83%、聴覚から11%、触覚から3%、味覚2%、臭覚1%と圧倒的に視覚、聴覚から情報を得ています。従ってプレゼンを、楽しく、解り易く、興味深くするには、「語る」だけよりも、スクリーンに図などを映し「見せて、語る」方が聴衆の理解が深まり記憶が定着します。聴衆から講師とスクリーンが良く見える様に机、椅子、照明などの配置に注意を払い、時計やビラ、外界が見える、など聴衆の集中を妨げる物は対策をします。講師もスクリーンを遮ることが無いようにして、聴衆に向かって語り、スクリーンに映したことは全て説明します。スクリーンに関係ない説明をする時はスクリーンをブラックアウトし講師の話に集中できる様にします。パソコンが故障すると集中できなくなります。紙の資料を準備しておくことも大切です。「百聞は一見にしかず」、一見すれば、講師の考えが理解できて、行動に移せて、成果が出せるような、具体的で、シンプルな図のパワーポイント資料を作成しましょう。
<ワーク>一人が紙に書かれた図形を見て理解し、聴衆にその図形を言葉だけで説明。聴衆は聞き取った図形を紙に描く。結果は約2割の人しか正確に図形を描けなかった。伝えたいことは、一目で分かる図を示し、言葉で説明することの大切さが良く理解できました。
14:00~14:10  —–休憩—–
14:10~14:50  第二部;「合氣道で若返ろう。合氣道をもっと身近に/自分の体を知ろう 」 講師:河野 隆(愛知県健康管理士 会員)
<要約>私は45歳の時、心身統一合氣道に出合いました。合氣道は”武道”です。漢字の”武”は戦いを止める、が語源で、試合や競技を行いません。どこまでも相手を理解し、相手からの攻撃を”よける”のです。そのためには合氣道の5原則①氣が出ている(気持ちを相手に向ける)、②相手の心を知る、③相手の氣を尊ぶ、④相手の立場に立つ、⑤率先窮行(断固としてやる)に我が身を置く必要があります。動いている間も5原則が維持出来る様に稽古します。5原則の実現には①つま先体重、②仙骨を起こし、③リラックスし、④臍(へそ)下一点に氣を置く、”基本姿勢”を取る必要があります。基本姿勢は体を柔らかくし、疲れにくく、歩行を速め、若さを保ち、ストレスを和らげます。日々自分の姿勢をチェックして、自分を知り、改善し、若返りましょう。そして人と、距離的、視覚的、心理的間合いを保ち、油断せずに、災害や犯罪から我が身を守りましょう。
<ワーク>3人1組になり、1人がいつもの立姿勢をとる。あとの2人は両手を組み、立姿勢の人の肩に1人ずつ自分の両手を掛け、全体重を掛ける。次に基本姿勢で同じことを行う。いつもの姿勢は姿勢が保てないが、基本姿勢は力を入れなくても2人の体重をムリなく支えられる。次にいつもの姿勢で両手をブラブラ揺すり、その後肘を伸ばし止める。別の1人がその腕を曲げてみる。いつもの姿勢では腕は肘が簡単に曲がるが、基本姿勢では曲がらない。合氣道の考えと基本姿勢の大切さが実感できました。

神谷 進